高校1年(と書いちゃいます)生にしては発達が未熟で、まるで小学校高学年のような静は、
親の育児放棄にも遭い、つぐみ寮に引き取られた。
そこで、『みんなの娘』として可愛がられ、甘やかされ、ワガママ放題に暮らす事になる。
春が来て、夏が来て、親代わりになっていた航との触れ合いも含め、徐々に第二次性徴が始まる静。
身体は少しずつ大人になり、航ともエッチをしてしまうけれど、心はまだ未熟なまま。
そんな中、静の両親が遅ればせながら改心し、娘をきちんと自分の手で育てる決意を固めた。
しかしそれは、寮を出、島を出るという事。
みんなと離れたくない静はダダをこねるが、航に説得され、奈緒子に説教され、他の皆に暖かく背中を押され、島を出る事になる。
というストーリー。
あれ、思ったよりも出来が良いぞ!? と嬉しい誤算になった2人目、藤村静ルートでした。
☆静ルート 評価
航 B+
静 B+
シナリオ B+
羨ましさ A-(静目線で)
青春度 B
Hシーン B+
まず、静の評価ですが、正直なところ『女の子』として、静が好みかと聞かれるとかなり微妙……。
いくらなんでも体も心もロリすぎますし。
そんな理由もあって、初読時は静の事があまり好きではありませんでした。
だって、高校生なのに内面は小学生ですし、年が1つか2つしか違わない他のメンバー皆が静を、
まるで10も20も年が離れた親兄弟のように庇護する。庇護してもらえる。
それに甘えてワガママ放題の静、という図を考えるとあまり良い印象はなかったのです。
そこで今回は静を、『小学生だと思って』読みました。
すると、↑で書いた据わりの悪さが解消して、純粋に読み物として楽しめるようになりました。
『高校生の中に混じって、一人だけ小学生がいたら』、そりゃ皆で庇護して、かわいがって、ワガママさせるのも解る気がするし、まぁ小学生なら静の言動態度も納得できるのです。
正直、静は何かの障害を抱えているようにしか見えないのですが、まぁよくわかりません。
障害者だとしたら、やはり庇護するべきだと思いますし、でも明示はされていないんだよなぁ。
単に成長が遅いだけだとしたら、ちょっとなーっていうのは今でもあります。
羨ましさは、航目線ではなく静目線で。こんなに甘やかしてくれる、頼れる仲間たちに囲まれてる静が羨ましかったです。
シナリオ面で考えると、前述の『静があまりに幼稚すぎる』面をスルーできるならば、
『成長』を描いた一本線の通ったルートだと言えると思います。
『子供から大人への成長』は、本作通してのテーマでもあるので、静ルートは作品全体のテーマにも沿っており、決して悪い内容ではありません。
ただそれはあくまでも、静を許容できるか、という点にかかっているとも思います。
僕は、静を庇護すべき対象だと思って読むことにしたので楽しめましたが、初読時は普通に高校生として読んだので、そうすると『なんだコイツ』ってなりました。
無理やり読者側で『楽しむ工夫』をしなきゃ楽しめなかった、ともいえると思います。
Hシーンに関しては、僕はロリコンではないのであまり抜けませんが、エロシーン主体のストーリーでありながら、きっちり「成長」というテーマにも絡めてきている点なども含めて、高めに評価しました。
親の育児放棄にも遭い、つぐみ寮に引き取られた。
そこで、『みんなの娘』として可愛がられ、甘やかされ、ワガママ放題に暮らす事になる。
春が来て、夏が来て、親代わりになっていた航との触れ合いも含め、徐々に第二次性徴が始まる静。
身体は少しずつ大人になり、航ともエッチをしてしまうけれど、心はまだ未熟なまま。
そんな中、静の両親が遅ればせながら改心し、娘をきちんと自分の手で育てる決意を固めた。
しかしそれは、寮を出、島を出るという事。
みんなと離れたくない静はダダをこねるが、航に説得され、奈緒子に説教され、他の皆に暖かく背中を押され、島を出る事になる。
というストーリー。
あれ、思ったよりも出来が良いぞ!? と嬉しい誤算になった2人目、藤村静ルートでした。
☆静ルート 評価
航 B+
静 B+
シナリオ B+
羨ましさ A-(静目線で)
青春度 B
Hシーン B+
まず、静の評価ですが、正直なところ『女の子』として、静が好みかと聞かれるとかなり微妙……。
いくらなんでも体も心もロリすぎますし。
そんな理由もあって、初読時は静の事があまり好きではありませんでした。
だって、高校生なのに内面は小学生ですし、年が1つか2つしか違わない他のメンバー皆が静を、
まるで10も20も年が離れた親兄弟のように庇護する。庇護してもらえる。
それに甘えてワガママ放題の静、という図を考えるとあまり良い印象はなかったのです。
そこで今回は静を、『小学生だと思って』読みました。
すると、↑で書いた据わりの悪さが解消して、純粋に読み物として楽しめるようになりました。
『高校生の中に混じって、一人だけ小学生がいたら』、そりゃ皆で庇護して、かわいがって、ワガママさせるのも解る気がするし、まぁ小学生なら静の言動態度も納得できるのです。
正直、静は何かの障害を抱えているようにしか見えないのですが、まぁよくわかりません。
障害者だとしたら、やはり庇護するべきだと思いますし、でも明示はされていないんだよなぁ。
単に成長が遅いだけだとしたら、ちょっとなーっていうのは今でもあります。
羨ましさは、航目線ではなく静目線で。こんなに甘やかしてくれる、頼れる仲間たちに囲まれてる静が羨ましかったです。
シナリオ面で考えると、前述の『静があまりに幼稚すぎる』面をスルーできるならば、
『成長』を描いた一本線の通ったルートだと言えると思います。
『子供から大人への成長』は、本作通してのテーマでもあるので、静ルートは作品全体のテーマにも沿っており、決して悪い内容ではありません。
ただそれはあくまでも、静を許容できるか、という点にかかっているとも思います。
僕は、静を庇護すべき対象だと思って読むことにしたので楽しめましたが、初読時は普通に高校生として読んだので、そうすると『なんだコイツ』ってなりました。
無理やり読者側で『楽しむ工夫』をしなきゃ楽しめなかった、ともいえると思います。
Hシーンに関しては、僕はロリコンではないのであまり抜けませんが、エロシーン主体のストーリーでありながら、きっちり「成長」というテーマにも絡めてきている点なども含めて、高めに評価しました。