84点。ストーリー・キャラクター・RPG要素・3拍子揃った同人RPGの傑作。更に周回要素まで充実で、ガッツリ30時間以上遊んでしまいました。
同人RPGはたまにとんでもない作品が生み出されますね。
同人RPGはたまにとんでもない作品が生み出されますね。
商業RPG基準で84点ですが、1人で3年がかりで作った事を考えると100点をつけてもいいぐらい素晴らしいです。
本作は、魔族に蹂躙されたゲオルイースが冤罪で監獄に閉じ込められてから、脱出するまでのゲーム。
この設定で、素晴らしいシナリオを紡げるとは思いませんでした。
特にスティアラの手品や、仮死の伏線、大王の正体などはとても驚愕しました。
個人的に唯一少し不満なのがグイーネ周りで、あれだけの事をして簡単に許しちゃっていいの?というのと、
そもそもグイーネが残滓の親玉と融合していた、という設定はちょっと残念だったかなぁ。
徹底的な陵辱を受け、魔族への恐怖感から過激に富国強兵を行なう(ナチス・ドイツのような)堕ちた英雄グイーネと、それに対比される存在としてゲオルイースがおかれた方が、より物語のテーマがハッキリしたと思うからです。
単に残滓に操られていた、ではグイーネのアイデンティティが弱まってしまう気がするんですよね。
まぁ、そのおかげでグイーネが仲間に加われるんですけど。
キャラクターでは、監獄編のキャラが強いため、『全員集合』してからも、戦争編のキャラはあまり使いませんでした。
最強のゲオルイース・回復最強のスティアラ・スタン&出血の『先輩』の3人が超強くて、後の1人は誰を入れてもいいかもですがグイーネを入れていました。
戦闘中に仲間の入れ替えができないのはちょっと残念ですね。
しかし、本当に面白かったです。
続編の「デモンズロット(?)」も絶対やります。