決勝トーナメント1回戦は、巧い具合に強豪チームが散らばり、なおかつ大体順当な結果に終わったので、強豪だらけのベスト8になりました。

簡単に展望?をしてみます。順位は、書いている時点での順位。


☆レアル・マドリー(スペイン王者)VSマンチェスター・シティ(イングランド3位)


最大の注目カードにして、どちらのファンとしても『ここだけは引きたくなかった……』と感じているであろう組み合わせ。
CL優勝候補筆頭がマンCだとしたら2番手はレアルだと思っているので、ある意味決戦。

マンCのサッカーは相変わらず美しく、隙がない。
レアルは最終ラインの怪我人やCFの穴をうまくやりくりしながら戦い、スペインリーグでは独走状態とアンチェロッティ監督の手腕が際立つ。
ただ、レアル最大の武器である『謎の逆転力』は、マンチェスターで第2戦が開催されるため、
今回は活かしづらいか。

勝ち抜け予想は、レアル38:マンC62%



☆バイエルン・ミュンヘン(ドイツ2位)VSアーセナル(イングランド首位)

今シーズンは国内リーグ2位と、期待外れのシーズンを過ごしているけれど、
ケインも絶好調だし、攻撃陣は相変わらず欧州屈指のレベルにあると思う。監督退任などのゴタゴタがあって、内部はちょっとグラついているようではあるし、それがチーム力低下の要因だと思うけど。
というかナーゲルスマンを切って以来……フリックを切って以来かな?
なんかずっとゴタゴタしてますね。

アーセナルは強いけど、去年と比べると美しさが減ってスペクタクル度は消えた感じ。
両翼、特にサカの活躍が光る。
この両チームの対戦は、いつもバイエルンが圧勝している印象があるが、その頃よりも両者の力の差は縮まっている。

勝ち抜け予想は、バイエルン60:アーセナル40%



☆バルセロナ(スペインリーグ2位)VSパリ・サンジェルマン(フランス王者)

怪我人の多さをどうにか若手の登用でやりくりしているバルセロナは、最近調子を上げている印象はあるものの、そこまでの強さは感じない。
一方のパリは恐らく過去史上最強のパリ。メッシ、ネイマールが抜け、ルイス・エンリケ監督が就任した事で、より戦術的に洗練されたチームになっている。

勝ち抜け予想は、バルセロナ30:パリ70%



☆アトレティコ・マドリー(スペイン5位)VSボルシア・ドルトムント(ドイツ4位)

ごめん、ドルトムントだけは今シーズン全然追ってないんですよ。
なのでよくわからないというのが正直な感想です。
一応去年までは追いかけていたんだけど、去年のドルトムントを見ていよいよ「こりゃダメだ」と思って。
で、国内リーグの成績に関して言えば去年より更に落ちてるんすよね。ベリンガムもレアルに移籍しちゃったし。
ただ、ミランを蹴落として死の組を勝ち上がってきたチームではあるので、弱くはないんだろうけど。

一方のアトレティコは、相変わらずの『シメオネらしい』チーム。
巷ではアトレティコが攻撃的になった!とか、アトレティコのサッカーが面白くなった!と言われているんだけど、僕はそうは思わない。結局リスク回避重視の守備的サッカーだと思う。
アウェイでは守り、ホームで勝負をかける感じで、そう考えると第1戦がホームなのはちょっと不安要素かも。

ドルトムントのサッカーを見ていないので、ここは勝敗予想をするのはちょっと不誠実かなと思う。
さらに言えば、準々決勝の中でどれか1つ見ないカードがあるとすれば多分ここ……。
アトレティコのサッカーも『僕には』面白くないしね。

実績や机上の戦力ならアトレティコ優勢だと思う、とだけ言っておきます。