スイス    1-1(PKイングランド勝利)       イングランド

試合内容 D
MY POM ブカヨ・サカ(イングランド)

GK ヤン・ゾマー 5.5        ジョーダン・ピックフォード 6
CB リカルド・ロドリゲス 5     エズリ・コンサ 4・5
  マヌエル・アカンジ 4・5     ジョン・ストーンズ 5
  ファビアン・シェア 5・5    RSB  カイル・ウォーカー 5・5
LWB ミシェル・エービシャー 5    LSB  キーラン・トリッピアー 5
RWB   ダン・エンドイェ 6・5  DH デグラン・ライス 5.5
DH  レモ・フロイラー 5    CH  コビ―・メイヌー 5
CH  グラニト・ジャカ 5.5   RSH  ブカヨ・サカ 7
OH  ファビアン・リーター 5 LSH   フィル・フォデン 4 
    ルベン・バルガス 5   OH  ジュード・ベリンガム 5
FW  ブレール・エムボロ 6・5   FW  ハリー・ケイン 4

監督 ムラト・ヤキン 4・5      ガレス・サウスゲイト 4

リーター→ツバ― 5・5       コンサ→ショー 5
バルガス→ヴィドマー 5     トリッピアー→エゼ 5
エンドイェ→ザカリア 5     メイヌー→パーマー 6
エムボロ→シャキリ 6・5      ケイン→トニー 6
フロイラー→シエロ ?       フォデン→アーノルド 6
エービシャー→アムドゥニ 5・5

欠場者(イ) DFグエイ(出場停止)、

★試合前の展望
イングランドもまた相変わらずだ。退屈な、退屈な、イングランド。
サウスゲイト監督はライスの相棒探しに奔走しているが、他にも問題のある個所は多々あるはずだが。

良質なサッカーを志すスイスは、イタリアに圧勝し、その力を全世界に知らしめた。
イングランドが先制した場合、引きこもったイングランドをスイスが崩せるかはかなり疑問だが、
先制を許さず中盤を支配することができれば、スイスが猛攻を仕掛ける展開も考えられる。
PK合戦になれば、守護神のゾマーがいるスイスが有利だ。


★試合感想

今日も『眠りの結界』を張ったイングランドは、スイスの攻撃力を封じるとともに
相変わらず攻撃の方はサカが時折輝きを見せるのみ。

創意工夫ゼロ、試行錯誤すらゼロのサウスゲイト監督はこのまま『退屈な王者』を目指すのか。
奇しくもフランスのデシャン監督もまた、『退屈な王者』を目指すべく、『眠りの結界』を展開中で、このままでは、EURO2024は『退屈な大会』として記憶されることになるだろう。

サッカーは結果が全てという人がいる。
本当にそうだろうか? 

ろくに枠内シュートも飛ばないスポーツを楽しめるのは、玄人戦術オタクであって、
これではニワカ新規ファンは取り込めない。
サッカー観戦歴が長い私ですら、嫌気がさしているくらいだ。

こんな2時間を過ごすなら、試しに映画を1本見た方が良いかもしれない。
イングランドやフランスが関わる試合は、確実にエンタメ性に乏しい【駄作】だとわかりきっているのに、なぜサッカーを観るのか?
Euroだから、ワールドカップだから、と僕は答えるしかない。
長年サッカーファンをやっているため、惰性でこのようなビッグイベントは観てしまうのだ。

そんな人はいないかもしれないが、『つまらなそうだが、芥川賞に選ばれた作品は全部読むと決めたから』みたいな感覚に近い。

そろそろ自由に、面白いものだけを追った方が良いのかもしれない。
そうすると、全体的にアンテナが鈍って、目立たない好チームも見逃してしまう恐れはあるのだが。

ムラト・ヤキン監督に大きな問題はなかったが、このような膠着状態を打ち破れる『個』の力を持つシャキリを、もっと早めに投入するべきだとは思った。