80点。
オーロ自体が金色というよりも、
オーロ自体が金色というよりも、
オーロはあくまでサポート役として、ヒロインを金色にしている作品。
オーロの金色はゲーム開始前の野球時代に終わっていて、野球に戻るルートがなかったのは少しだけ残念でした(減点はしていません)。
まぁ、名サポーターとしてエロイナを、茜を、シルヴィアを支えるという役割は、
自分が主役として脚光を浴びる事と同じく、とても価値のあることだと思います。
自分が主役として脚光を浴びる事と同じく、とても価値のあることだと思います。
★どうでもいいこと
やたらとテレビに対して辛辣だったり、後述する喫煙の話など、(不必要な)ライターの主張が多いのは少々気になりました。
野球の丸刈り批判については個人的に同意できたのですが、ライターの主張に同意できない場合、無駄にストレスを溜めるのであまり好きではないです。
多少接点のある「真剣で私に恋しなさい」のタカヒロほど酷くはないですが、悪い意味でのタカヒロみを感じてしまいました。
あと、オーロとその周囲の食生活が終わってるなと(叩きではないですw)。
チョコボールは良いとして、じゃがりこ等のお菓子、いやそれよりもカップ麺食べすぎだからw
僕が好きなカップ麺は辛辛魚と蒙古タンメン中本です(←誰も聞いてない)
★個別ルートとヒロインについて
☆エロイナルート B-
最初にプレイしたのは、姫騎士エルとイチャイチャするルート。
お堅いヒロインはそれほど得意ではありませんが、まずまず楽しめました。
妹のために、自分を犠牲にすることが当然だと思っているエルが、フェンシングを続けることを決めるお話。
2020年に五輪が開かれているのが、何とも趣深いですw
個別ルート以外だと、『お堅い委員長』キャラですが、委員長キャラはカミナル、城ヶ崎もいて委員長が渋滞しすぎている気がします。
あと、絶対音感持ちの天才ピアニスト、シルヴィアの姉が、ジャイアンレベルの音痴ということはありうるのでしょうか🤔?
☆栗生茜ルート B
なぜルートロックがかかっているのか、理由不明な茜ちゃんルート。
この子だけライターが違うので、ちょっと身構えたんですが普通に面白かったです。
茜ちゃんの扱いに関しては、むしろメインライターのさかき傘が酷い……。
個別ルート以外の茜ちゃんは、ただただ「バーニングーーーー」とか言っている寒い子でしたが、
個別ルートに入るとそんなセリフもなくなり、元気な頑張り屋さんになっていました。
キャラクター的には茜は【カッコつける事を求めてきそうな子(というか、一緒に頑張りましょう!的なキャラ)】で、玲奈は【バブみのある子(=ダメな自分をそのまま受け入れてくれるキャラ)】として設定されているような気がしたので、
それなら【カッコつけ続ける事】の光と影をこの2人のキャラルートで描いても良かったのかな、とは思いました。
☆妃玲奈ルート B
このルートは、オーロではなく投良くんの物語だった気がしました。
平凡な幸せを掴む物語で、ドラマチックではないけれど、これはこれでハッピーエンドかなと。
投良くんと妹ちゃんのカップルの話の方が読みたかった気はしましたがw
玲奈ちゃんはかわいいですが、ギャル語というのは流行り廃りのサイクルが早いので、
8年前に発売された本作のギャル(玲奈)は、随分と死語を使う痛い子に見えてしまいました(苦笑)。
「○○かよ」はさすがにつらい……。
彼女はバブみのあるキャラということになっているんですが、もっとその部分を描いても良かったと思います。
バブみよりも、しつこい下ネタキャラの印象が強いのが残念です……。
女性から女性へのセクハラというのもあるんですよ!
オタクに優しいギャルという属性自体は好きなんだけどな……。
☆シルヴィアルート C+
割と期待して4番に回したんですが、つまんなかったです……。
というのも、このルートはモロに理亜ルートの踏み台的位置にあったからです。
シルヴィルートでの迷走しているオーロくんの『カッコよさ論』が、理亜ルートの*シルヴィの一言で一蹴される展開なので、シルヴィルート自体が面白くないのは構造上仕方ないのかもしれません。
他のルートでもありますが、特にこのルートではやたらと【カッコよさ・カッコつける事】についての言及が多いです。
で、『カッコよさ』というのは【自分を誇りに思える、自己満足的なカッコよさ】と、【他者からカッコいいと評価された、他者評価に依るカッコよさ】の2つがあると思うんですが
オーロがこの二つをごっちゃにしているので、モヤモヤします。
シルヴィを蜂から救うのは、【自分を誇りに】の要素でしょうし、
理亜の生きざまなんてまさに【自分を誇りに】の要素ONLYだと思います。
(シルヴィにモテたいとか、歌姫になってキャーキャー言われたい、という理由【他者評価を気にしてのカッコつけ】で、オーロがシルヴィを蜂から救ったり、理亜が歌姫になったりしていたら台無しです)
ミナの言うテーブルマナーは逆に【他者評価】ONLYですし、『やせ我慢』や『カッコつけ』も基本はこちらですよね。
そんなんで説教されてもなぁと思います。
個人的には、自分を誇りに思える生き方は【(少なくとも、本人の中では)金色】だと思いますが、
他者評価に依ったカッコよさは【やりたい奴だけやれば?】と思っています。
プレイしていてオーロに
「【ステータス(外面のカッコよさ)】を磨け、内面は後から付いてくる!」的な『カッコよさ論』を浴びせられた気がしますが、
(そういう事もあるにせよ)自分とは考え方が違うので、終始白けてプレイしていました。
シルヴィの気持ちを無視して、勝手に【シルヴィに釣り合うために外交官になる!】と思いつめ、結果的にシルヴィとの時間を大事にできていなかった、物語中盤のオーロは最悪にカッコ悪かったと思います。
というか、最後まで外交官にこだわる理由がわからんかったよ。
ステータス的に釣り合って、仕事でもシルヴィと一緒にいられるから、という安直な理由で良いのかな?
シルヴィはかわいいですし、理亜ルートの後でシルヴィと結ばれてほしいなと思います。
*理亜ルート内で、シルヴィの
『ねえ央路、カッコいいってどういうこと?
人からカッコよく見られるってこと? ちがうわ。
自分がカッコよくいることよ』
という台詞があります。
これは、僕の考えるカッコよさとほぼ同じです。
ただ……これって、1つの作品を作ってそこで訴えるほどのテーマなのか? と言われると
個人的には「そんなの当たり前では?」という感想にしかならなかったです。
☆僧間理亜ルート B+
さすがグランドルートだけあって、一番質が高かったように思います。
オーロ(さかき傘)の煙草に対する姿勢が迷走していて『喫煙ファシズム』だとか、
「煙草吸っていい? に対して断る奴おる?」(僕は断ります。「向こうで吸ってください」と言います)
と無駄に嫌煙者を煽る一方、
理亜の事も喫煙【厨】という言葉を使うなど、なぜか八方に喧嘩を売っているのが気になりました。
そのせいで煙草が切れると苛々して八つ当たりする理亜への好感度も若干影響を受けましたが、
それでも普通にかわいいです。
「カッコつけない奴は生きる意味がない」的な台詞も「ハァ?」と思わなくもありませんでしたが、
まぁいいや。
煙草の種類がよくわからずにまごまごするコンビニ店員にすごんでいるところも……うん、もうよそう。いやでも、店員に横柄なのは最悪ですよ。なんでこんなシーン入れたんだろ。
煙草の種類がよくわからずにまごまごするコンビニ店員にすごんでいるところも……うん、もうよそう。いやでも、店員に横柄なのは最悪ですよ。なんでこんなシーン入れたんだろ。
彼女の置かれたシビアな境遇を考えれば、
喫煙もしたくなるかもしれませんし(どこで最初に喫煙を覚えたのかは気になりますが)、
人生に絶望して周囲に当たり散らしたくなっても何らおかしくないと思います。
その中で懸命に生きているのだから、それだけで【カッコいい】んじゃないかな、と思います。
【マリア・ビショップ】としての活動は、確かに社会的には【カッコいいと思われる事】ではあるでしょうが、
それよりも勇気をもって大好きなイチに想いを告げ、その後少し逃げ腰になりながらもイチと結ばれ、イチや城ヶ崎といった周囲の人間に当たり散らすこと無く精一杯生きた事こそが、理亜の魅力なんじゃないかなと。
マリアとしての活動は割とスッパリ辞めてしまう(負け惜しみかもしれませんが、『綺麗な(売れている)うちに辞めたい』というような事も言っています)のに対し、理亜としての生命活動は最期まであがいている事からもわかります。
『綺麗なうちに辞めたい』理論で言えば、とっくに自殺をしていてもおかしくはないですから。
イチやシルヴィ、城ヶ崎らと普通に過ごし、看取られて亡くなるまでの時間も理亜にとってはゴールデンタイムだったでしょうし、看取った側にとってもいつか黄金だと思える日が来る事を祈っています。