68(妄想込みで70)点。
クソゲーではないけど、色々引っかかる事が多い。
前作の続きでもあり、前作と重なる部分も多いので良かったら前作感想もどうぞ


特に気になるのが2点。
1・勇者姫アンルシアの性格が悪いように思えてしまう
2・何かというと『○○(雑魚)を△匹倒して参れ』の連打(前作感想に既に書いたので割愛)

これはちょっとどうかと思う。

1だけど、ドラクエのキャラで『どうでもいい仲間』はいたけど、ここまで明確に『なんやこいつ?』と思ったキャラは初めてだ。
本来アンルシアは、性格の悪いキャラとして作られていない、はずだ。
具体的にアンルシアのどこが気に入らないかというと、


主人公以外の仲間と話す気が全くない事だ。

「主人公さん、頑張りましょうね!」
「【二人で】この試練を乗り切りましょう!」
「私には大切な仲間、主人公さんがいます!」
「主人公さん、次は○○に行きましょう!」

(ヒューザ、ラグアス、フウラ、ダストン、マイユをガン無視)
見事なまでにこの調子で、上記5人に向けて話しかけるシーンは、イベントシーンでは皆無である。

作っている時に、おかしいとは思わなかったのだろうか?


ここで、実はアンルシアは主人公以外の仲間の姿が見えない、という設定でもあるなら良いけど、
そんなものはない。
まさか、人間である主人公としか話したくないのでは?? アンルシアは種族差別主義者だった!?
という事から、この感想記事は妄想考察が捗る記事になってしまった。


更に言えば、大魔王マデサゴーラは真の意味での悪、には思えなかった。
彼自身は破壊と再生の神で、インドのシヴァ神にヒントを得たような造形だ。
実際に『創造神マデサゴーラ』という表記も存在するので、これは妄想ではない。
破壊される方にとってはたまったものではないかもしれないが、そう素直に受け取るには描写が不足している。

そして、マデサゴーラが創造神だとすれば、そもそも『偽』と『真』という表記自体が物事を単純化しすぎている。

本作でいう『偽世界』はマデサゴーラが作り出した世界で、『真世界』は元々の世界なのだが、
マデサゴーラ自体が創造神なので、
単に『新世界(革新世界)』と『旧来の世界(保守世界)』の対置では?と感じた。


そう考えると、マデサゴーラは世界を変革する革命家の立場に近い。

ここまでの要素は、ゲーム内から確実に掴み取れる。

【↓ここから妄想タイム】

そして、アンルシアが『種族差別主義者』だと仮定すると……。

少し飛躍すれば、
アンルシア=保守勢力=排外主義者
VSマデサゴーラ(革新主義者)
という構図になる。

『人間以外の5種族から1人ずつ仲間になる』というリベラルなテーマを始点に、
実は5種族は、人間至上主義・排外主義者アンルシアの側に立って戦う
という、
素晴らしく皮肉の効いた物語を紡いだとすれば、これはある意味凄い事である。

僕は、その思想とは全く相容れないどころか、邪悪さすら感じるが、
この排外右翼プロパガンダをゲームとして、さりげなく忍ばせてきたとするなら、『問題作・衝撃作』として評価したい。


しかし、実際はそんなものではなく、
恐らくアンルシアの描写【ミス】と、【マデサゴーラ討伐に対する説得力不足】が重なっただけなのだろう。

でもそれでは、ただの駄作だもの、ね。


まとめると、
第1章でリベラルなテーマを描く振りをして、
第2章でそれを全部ひっくり返して排外思想に塗れた勇者姫アンルシアの「盟友」になるというストーリーというのが、
僕のドラクエ10の感想ということになります。

曲解のしすぎである事は認めるけれど、ドラクエ10を単なる駄作という(僕の中での)評価から解放するには、そう考えるしかないのでござるよ……。




ちなみにバトルは、キラキラポーンゲーでしたね。

バトルマスター主人公が天下無双を放ち、
ヒーラー兼バッファーのラグアスと、バッファーのフウラが
キラキラポーンをメインに、バイキルトや、聖女の風や、スクルトや、守りの風や、ティンクルバトンをばらまき、
イベントで使わざるを得ないアンルシアが、対ボス特攻の必殺技を撃つという4人でした。
アンルシアを使わなくて良い場面では、ヒューザが天下無双を撃つか、ヒーラー兼アタッカーのダストンを使うかという感じ。
マイユはver1に続いて使い道がわかりませんでした。

ゴールドさえあれば、世界樹の雫が無限精製できるのはやりすぎな気もします。
主人公たちがLV88~89、アンルシアLV77でクリアしました。