コンフェデレーションズカップ2013

コンフェデ2013 グループA ブラジルVSメキシコ

            ブラジル 2-0    メキシコ
主審 B-
試合内容 B
MVP SH ネイマール(95)(ブラジル)

GK ジュリオ・セーザル(55)      コロナ(65) 
DF ダビド・ルイス(75)         ミエル(50)
   チアゴ・シウバ(55)         トーレス(20)→バレラ(65)
   マルセロ(75)            ロドリゲス(50)
   ダニエル・アウベス(70)      モレノ(50)
MF ルイス・グスタボ(60)        トラド(30)→ヒメネス(?)
   パウリーニョ(70)           フローレス(40)→エレーラ(40)
   オスカル(40)→エルナネス(?) グアルダード(45)
   フッキ(65)→ルーカス(?)     ドス・サントス(65)
   ネイマール(95)            サルシド(50)
FW  フレッジ(50)→ジョー(60)      チチャリート(40)

監督   スコラーリ  B+       デ・ラ・トーレ C+


ネイマールは化け物か……。
この選手を「過大評価」と考えていたのだが、謝罪しなければならない。
パーフェクトなパフォーマンスだった。


ブラジルは初戦に比べ、かなり良くなっていた。
プレイスピードが増したこともそうだが、左SBマルセロのオーバーラップが目立つようになり、
CBダビド・ルイスのビルドアップにもキレが出てきた。
その結果、チームパフォーマンスが向上してきたことは評価できる。

唯一不満なのがオスカルの出来。日本戦も含め、ほぼ貢献できていない。


メキシコ側は、ドス・サントスと交代出場のバレーラは良かった。
また、ブラジルを相手にある程度の時間試合をコントロールできたのは見事。
ただ、前節と変わらずトラドのパスがパっとせず、グアルダードは直線的にすぎ、チチャリートは完全に孤立。
4枚の攻撃陣のうち、機能しているのがドス・サントス一人では相手ゴールを脅かすことはできなかった。
ちなみに、バレーラは先発のフローレスよりも遥かに良いように映るのだが、なぜデラトーレ監督は
先発させないのだろう??








 

コンフェデ グループB スペインVSウルグアイ

           スペイン  2-1           ウルグアイ
試合内容 B+
主審  B-
MVP CH イニエスタ(80)(スペイン)

GK カシージャス(55)                 ムスレラ(50) 
DF セルヒオ・ラモス(50)               カセレス(40)
   アルバ(60)                    マキシ・ペレイラ(25)
   ピケ(55)                      ルガーノ(35)
   アルベロア(55)                  ゴディン(40)
MF シャビ(65)→ハビ・マルティネス(60)     ガルガーノ(40)→ロデイロ(30)
   セスク(75)→カソルラ(60)           クリスチャン・ロドリゲス(50)                  
   ブスケッツ(70)                  ペレス(40)→フォルラン(40)
   イニエスタ(80)                  ラミレス(40)→アルバロ・ゴンサレス(40)
   ペドロ(70)→マタ(?)          FW カバーニ(45)
FW ソルダード(65)                   スアレス(60)

監督    デルボスケ A+           タバレス  B-


後半44分のスアレスのゴール以降、雰囲気は変わった。
ひょっとしたら、という空気もあった。
だが、89分間試合を圧倒的に支配し続けたのがスペインだという事実は変わらない。
何せボール支配率70%オーバーであり、ウルグアイの枠内シュートは1~2本なのだから当然だろう。


最も傑出していたのはイニエスタだが、セスク、シャビ、ブスケッツなどの中盤、
ひいて言えばバックラインや前線も含めた11人の選手全てがこのポゼッション率を成功させた立役者と言える。
現にミスと呼べるようなパスミスは90分を通して1本か2本あったかどうか。


頼れるFW不在の中、ソルダードのゴールが生まれたのも大きい。
チャンスをしっかりゴールに結びつけられる選手が出れば、スペインはますます強くなるからだ。


ウルグアイに関して言えば、スアレスを除いては評価できるポイントはなし。
特にマキシ・ペレイラ、ロデイロの二人はいくらなんでもファウルが多すぎた。
 

コンフェデ2013 グループA イタリアVSメキシコ

        イタリア    2-1        メキシコ

試合内容  A
主審  C
MVP CH アンドレア・ピルロ(85)


GK ブッフォン(60)               コロナ(40)
DF   アバーテ(65)             フランシスコ・ロドリゲス(25)
   バルザーリ(55)             サルシド(60)
   キエッリーニ(65)            フローレス(50) 
   デ・シリオ(65)               モレーノ(50)
MF   デ・ロッシ(65)              トラド(45)
   ジャッケリーニ(65)→アクイラーニ(?) アキーノ(45)→ミエル(50)
   マルキージオ(50)→チェルチ(?)    サバラ(40)→ヒメネス(?)
   ピルロ(85)                 グアルダード(50) 
   モントリーボ(65)              ドス・サントス(65)
FW バロテッリ(75)→ジラルディーノ(?)   チチャリート(50)         

監督   プランデッリ A             デ・ラ・トーレ C-


【感想】

非常に面白い試合だった。

試合は終始イタリアがボールを支配するという、予想とは大きく異なる展開を見せた。
もちろんイタリアのレベルが それだけ高かったのだけれど、メキシコの方の入り方も悪かった。
特にCBロドリゲスの軽率な横パスミスと、それに続く軽い守備。
そしてGKコロナの都合三回ものパスミスは、メキシコのリズムを大いに損なったに違いない。

一方イタリアは怪物バロテッリが大暴れ。
前半から再三に渡り強靭なフィジカルで、メキシコゴールを襲い続ける。
なお、そのバロテッリをマークしていたのも前述のCBロドリゲスで、このマッチアップでは完全に負けていた。


バロテッリ以上に印象に残ったのは、ピルロだ。
芸術的なFKももちろんだが、ハイレベルなイタリア中盤のなかでも一人プレイのレベルが違う。
とにかくボールを取られないキープ、急所をつくようなタッチダウンパスと、
彼のプレイを見ているだけでワクワクさせられる。


メキシコはハイプレスからバルザーリのミスを突き、同点に追いついたまではさすがだった。
また、劣勢なら劣勢なりにどうにか試合の流れを変えようと、(姑息ではあるが)わざとファウルをもらいに行って
試合のテンポを遅らせたりと工夫は行っていた。
実際、イタリアは攻めながらもゴールが決められず、バロテッリなどは徐々にいらだちを見せていた。


しかしそれも、バロテッリの超人的なゴールが決まるまでのこと。
ここまで試合を支配されてしまっては、メキシコになすすべはなく、失点も時間の問題でしかなかった。

 

コンフェデ グループA ブラジルVS日本

            ブラジル    3-0       日本

試合内容 C+
主審 B
MVP MFネイマール(70)(ブラジル)

GK ジュリオ・セーザル(65)           川島(55) 
DF  マルセロ(65)                 内田(55)
   ダビド・ルイス(60)               今野(45)
   チアゴ・シウバ(65)              吉田(45)
   ダニエル・アウベス(65)           長友(50)
MF ルイス・グスタボ(65)             遠藤(45)→細貝(50)
   パウリーニョ(70)               長谷部(45)
   オスカル(55)                 清武(40)→前田(60)
   フッキ(60)→エルナネス(?)         香川(40)
   ネイマール(70→ルーカス(55)         岡崎(40)
FW フレッジ(65)→ジョー(55)           本田(60)→乾(?)

 

監督    スコラーリ B             ザッケローニ B-


【感想】
凡戦、だった。
開幕戦だから動きが硬いのか、日本を舐めての省エネ作戦なのか、
これがスコラーリ監督の新スタイルなのか……。
何とも言えないところだが、とにかくブラジルの動きが良くない。
パスはスロー、にも関わらずミスもある。
攻撃の連携も、ネイマールとフレッジのホットラインは良いもののそれ以外はよろしくない。
ただ、シュートを確実に枠に収めてくるあたりは見事で、決定機を作られれば確実に決めてくる。
フッキは相変わらず周囲と噛み合っていないが、より深刻なのはオスカルで、ポゼッションでの組立ではそもそも攻撃に顔を出せていない(ロスタイムのアシストは見事だったが)。
そんななか中盤のルイス・グスタボとパウリーニョ、特に後者の存在感は光った。


そんなブラジルにほぼ完全に押さえ込まれた日本に関しても、
相手がブラジルでアウェイと考えれば仕方がないのだが、良くない。
唯一本田はさすがと思えるプレイを見せてくれたが……見所が多いとはお世辞にも言えない試合だった。




コンフェデ2013 展望 (拍手レス追記)

各大陸王者が一堂に会す、コンフェデレーションズカップ。
NHKが全16試合を生中継するということもあり、注目をしている人もいるかもしれない。
せっかくなので僕自身も、なるべく追って見てみようと思っている。


さて、この大会の位置づけはというと、少々難しい。
少なくとも『全てのチームが、真剣勝負で挑む大会ではない』ことは確かだ。

 
目標はあくまでも来年のワールドカップ。
ここに集まるタヒチを除いた7チームは、(タヒチは既に敗退決定。ウルグアイも危ういが)いずれも
来年のワールドカップに出場するであろうチームばかり。


本番に向けて、強豪が集まるこの場でどこまでやれるのか。
残り1年と迫った今、期待の新戦力を試すにも絶好の機会。
同時に、他の国の完成度がある程度見られるという意味でも興味深い大会ではあるものの、
『テストマッチのための大会』であることは、先に言っておきたい。


何せ、「コンフェデレーションズカップに優勝したチームは、翌年のワールドカップで好成績を収められない」というジンクスまであるほどで、過去の優勝チーム・準優勝チームをざっと眺めてみても、
翌年のワールドカップで好成績を収めたチームは、1997年優勝のブラジル(98Wカップで準優勝)のみである。

(1997準優勝オーストラリア→大会不参加。
2001優勝フランス→グループリーグ敗退。準優勝日本→ベスト16敗退
2005優勝ブラジル、準優勝アルゼンチン→ともにベスト8敗退
2009優勝ブラジル→ベスト8敗退、準優勝アメリカ→ベスト16敗退)


まぁ、興を削ぐ話はこれくらいにして、とりあえず各グループの注目点をあげていきたい。


グループA
        予選突破確率
ブラジル   90%
メキシコ    50%
イタリア    35%
日本      25%


強烈なグループである。まず、ブラジルの突破はMustだろう。
何せホームである。ここは死ぬ気で突破してくることと思う。
もっともチーム状況は決して良くはない。

抜本的な世代交代に着手しながら、内容も結果も伴わなかったマノ・メネゼス監督が解雇され、3ヶ月前にフェリペ・スコラーリ(ジュビロ磐田の監督を務めた経験があることから、日本人にも馴染みのある顔かもしれない)が新監督に就任したばかり。
今大会はそんな新監督が、戦力を見極めるための格好の舞台と言えるだろう。
選手選考を見る限り、最終ラインを除いてチームはあまり固まっていない様子。
特に中盤はこれでいいのか?と思わなくもない。


欧州2位のイタリアは、こちらも世代交代に着手。
全体的なタレントの小粒ぶりは気になるところだが、バロテッリ―エル・シャーラウィという若さ溢れる2トップを擁し、ワールドカップ予選でもチェコやデンマークを抑えて首位を快走。
ひとまず問題はないところ。
招集メンバーを見ての感想は、今回のコンフェデはテストの場として想定しているのかなと。
それもまた一つの考え……というよりは、それこそがコンフェデの主な目的かと思うけれども、
今大会はあまり期待しないのが無難であろうと考え、予選突破確率は(力関係を考えれば)低めの35%とした。
ユベントス勢中心の選考らしく、最終ラインは磐石だが、前線は気分屋バロテッリの存在が大きく不安が残る。


北中米カリブ海地区のメキシコは、去年のロンドンオリンピックで同組のブラジルを破り堂々の優勝。
当然、来年に向けて期待も高まるばかり……と思いきや、何と予選で大苦戦。
4試合を終えて、1勝3分0敗と煮え切らない感じだ。
もっとも、何だかんだで予選を突破するのが例年のメキシコ。
今回のワールドカップ予選も周囲をやきもきさせつつ、ギリギリのところで突破を決めることと思う。
メンバー選考を見る限り、五輪組とベテランがうまくマッチしており、今大会・来年のワールドカップと期待のできる顔ぶれだ。


最後は我らが日本代表である。
今の日本が、歴代最強の強さを誇っているのは恐らく間違いのないところだろう。
故にこの『死のグループ』においても、突破の可能性があると考え25%とした。

ただ、そうは言っても相手は悪い。
ブラジルとはタレントの差がいかんともし難いと感じるし、
比較的似たスタイルを持つメキシコの方が完成度は高く、層も厚い。


香川・本田という両攻撃のエースは、過去の日本代表にはなかった決定力を備えもっているが、
逆に言えばこの2人を抜きにすれば、日本代表の攻撃は、あまり褒められたものでもないのである。
不動のメンバーが顔を並べる今大会。チームの軸は既にほぼ決まったことだろう。
そしてこのチームのウィークポイントはやはり、前線にある。


グループB
        予選突破確率
スペイン   90%
ウルグアイ  60%
ナイジェリア 49%
タヒチ     1%


先に謝っておこう。僕はタヒチのことはまるで知らない。
まるで知らないにも関わらず、1%という舐めた数字を奉ったわけで、これでもしタヒチが旋風を巻き起こそうものなら土下座してもしきれないくらいである。
しかし、実際のところ世界で最もレベルの低いであろうオセアニア地区のワールドカップ予選で、
早々と敗退を決めてしまった(あろうことか、1勝5敗である)このチームについては、
やはり触れぬが花ではなかろうか。


このグループの注目は、当然のように世界王者スペインに集まることだろう。
チームの骨格は不変で、壮絶なまでのボールキーピングも不変。
ついでに言えば決定力がないところもまた変わらずである。


過去5年間、常に世界一の座に立ち続けている特殊な状況ゆえ、抜本的な改革が難しい(またする必要も薄い)のはわかるのだが、あまりに保守的なデルボスケ監督の人選は、もう少し何とかならないだろうかと思ってしまう。
スペイン代表はタレントの宝庫であり、例えばチェルシーでエースに君臨するマタや、同じくアーセナルのエース、カソルラなどはほとんどプレイする機会を与えられていない。
イスコや、復活を遂げたホアキン、スウォンジーのミチュやフィオレンティーナのボルハなども含め、失敗の許されるこのコンフェデという大会で、
様々な選手の可能性を探ってほしいというのが僕の希望だったのだが、案の定今大会でも『いつもの』顔ぶれを集めてきたデルボスケ。
数少ない注目ポイントはCFの人選と、シャビ・アロンソ欠場時のテストくらいだろう。
逆に言えば、今大会でエントリーされた23人のうちほとんどが来年のワールドカップでも見られるはずだ。
来年までは良いとしても、その後のことも考えて少しは新顔を入れていくべきだと思うのだが……。


代わり映えがしない度合いでは、ウルグアイも変わらない。
いや、スペイン以上にヤバいのがウルグアイだ。
何せ、メンバーは全く変わらない(2010年ワールドカップにいた選手ばかり。おなじみの顔ぶれである)上に、
ワールドカップ予選では大苦戦。
可能性はまだまだあるとはいえ、現在6位と、結構ヤバい感じなのである。


(情報が少ないというのもあるが)スペインと違って、「この選手を試してほしい!」という選手もさして思い当たらず、一つの時代の終わりを既に感じさせる雰囲気を醸し出しているのである。
とはいえ、それだけに選手たちも奮起するものがあるはずだ。
この大会を、素晴らしい形で終えることができれば、残りのワールドカップ予選に向けて、大いに弾みがつくだろう。


実際、タレントは粒ぞろいだ。
何せ、大エースのフォルランが控えへと回ったくらいで、後は2010年ワールドカップで4位になったメンバーのままなのである。
スアレス、カバーニの2トップは破壊力に満ち、アレバロとディエゴ・ペレスのボール奪取も見もの。
アルバロ・ペレイラ、マキシ・ペレイラの両サイドバックに、DFセンターはルガーノとゴディン、
もしくは2010以降唯一とも言える新戦力のコアテス。
GKはムスレラ……と、もうすっかり顔まで覚えてしまったメンバーだ。


(正直、あまり好きなチームではないのだけど)、ワールドカップベスト4のチームが、次大会で予選落ち。
というのは、割とよくあることとはいえ、寂しい。是非今大会で結果を残し、奮起してほしいところだ。


完膚なきまでの自滅的な敗退で人々の呆れを誘った2010のナイジェリア。
その後、八百長疑惑が浮上したりと、闇の時代に入るかと思いきや、意外な躍進でアフリカ選手権を制覇。
コンフェデ本大会へと名前を連ねた。


さて、そんなナイジェリアだが、こちらは2010年の時から選手がガラリと変わっている。
2010でも大活躍を見せたGKエニュアマこそ残っているが、後はミケルとラツィオ所属のオナジ、CSKAのムサを除き、ほとんど知らない選手ばかりだ。
それだけに、この大会でのプレイを覚えておくことで、来年のワールドカップの予習になればいいなと考えている。
もっとも、コートジボアールや90年代後半のナイジェリアとは違い、今のナイジェリアは欧州で活躍するタレントがほとんどいない。
「これから有名になる選手たち」と捉えるか、「タレントのいない小粒なチーム」と捉えるかは考え方次第ではあるが、どちらかと言うと後者の雰囲気を感じてしまうのは僕だけだろうか。
この大会でも、ほどほどに期待する程度にとどめておくべきだろうと感じている。




>>拍手レス

コメントありがとうございます!

そうですね。今の日本代表のサッカーはアジアの中では屈指の完成度だと思います。
そのやり方がそのまま世界の強豪に通用するかと聞かれると難しく、
一方で、なまじ完成されているだけに『別のやり方』に切り替えるのも難しいというところでしょうか。
メンバーが固定化されすぎているため、主力が負傷などした場合にどうなってしまうのかも不安がありますね。
このスタイルを更に磨いて正攻法でワールドカップに挑むか、それとも『強豪相手のためのプランB』を作り上げるか、
監督も頭を悩ませているのではないかと思います。


日本はボール保持ができれば強いのですが、スペインのような(今大会ではメキシコか)日本を上回るポゼッションスタイルを
持っているチームを相手に「受け」に回った場合の不安がどうしてもありますね。
後は、昔からですが頼りになるFW不足でしょうか……。


記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ