94 ワールドカップ

94 スウェーデンVSサウジアラビア

   スウェーデン  3-1   サウジアラビア

試合内容 B-
MOM FW ダーリン(75)(スウェーデン)

GK ラベリ(70)          デアイエ(45)
DF ニルソン(50)        マダニ(50)
   ビョークランド(60)     ゼベルマウィ(50)
   パトリック・アンデション(55) アルハラウィ(50)
   ユング(55)          アルジャワド(50)
MF インゲソン(60)        アルビシ(40)
   テルン(60)           アミン(40)
   シュバルツ(60)        ハムザ(40)
   ブローリン(65)        オワイラン(45)
FW ダーリン(75)         ファラタ(45)
   ケネット・アンデション(70)  アルジャバー(35)

監督  スベンソン  B     ソラリ B

【ス】
ビョークランド(60)→カーマルク(55)
テルン(60)→ミルド ?

【サ】
アルジャワド(50)→ゲシーアン(70)
アルビシ(40)→アルムワリド(55)


カメルーンに引き分け、ロシアに勝利してベスト16に駒を進めたスウェーデン。
前線の3人、ブローリン&ダーリン&ケネット・アンデションの爆発力は大会でも屈指のカルテットだ。
一方のサウジは、オランダには負けたものの、モロッコ、ベルギーを破ってのベスト16。
アジア勢としては実に28年ぶりのベスト16進出は、GKデアイエの好守と巧みなドリブル能力によるもの。
特にベルギー戦でのオワイランの超独走ゴールは世界中の度肝を抜いた事だろう。

この日の気温は33度。その暑さが影響したのか、前半は非常にスローな試合展開となった。
前半6分、ケネット・アンデションの芸術的なクロスに飛び込んだのはダーリン。
スウェーデンが早くも先制すると、その後はのーーんびりとロングボールを上げるだけ。
サウジはサウジで、ドリブルに固執するあまりパスが回らず、退屈な試合に。
これ、全部見る必要あるんかな?と思えるような内容だったが、後半になるとまともな試合になって安心しました。

後半、開始直後にまたもブローリン&ダーリン&ケネット・アンデションのコンビからスウェーデンが2点目を挙げる。というかスウェーデンの攻撃はこの3人だけっすね。3人だけなんだけど、それで十分点が取れちゃうから怖い。
一方のサウジはソラリ監督が動く。アルジャワドに代えてゲシーアンを投入。
これで一気に流れが変わり、サウジが攻勢に出る。
スウェーデンGKラベリがサウジ攻撃陣の前に立ちはだかり、なんとか失点を防いでいたものの、ついに
サウジにゴールが。
1点差に詰め寄るそのゴールを決めたのも、やはりゲシーアンだった。

さぁ、いよいよ緊迫した展開に……と思ったのもつかの間、これまた一瞬の隙をついてブローリンからダーリンへ、そしてダーリンからケネット・アンデション。アンデションのシュートがゴール右隅に決まり、勝負あり。
3-1でスウェーデンが勝利をものにした。


負けたとはいえ、サウジはよく頑張ったと思う。
一方のスウェーデンはパフォーマンスは悪かったが、33度の暑さは北欧のチームには堪えただろう。
よく頑張った、とは思うが、今日だけが暑いのならともかく、
今大会は暑い日が非常に多いため、今後が少々心配ではある。
だが、前線の3人だけでゴールを奪えてしまうその破壊力は、やはり一見の価値があるだろう。
 

94 決勝トーナメント1回戦 スペインVSスイス

    スペイン  3-0  スイス

試合内容  B+
MOM   GK スビサレッタ(70)(スペイン)

欠場者  (スイス) MF ズッター(負傷) 
      (スペイン) MF カミネロ(出場停止)

GK スピサレッタ(70)   パスコロ(60)
DF  ナダル(60)      ホッディガー(50)
   アルコルタ (60)    ガイガー(50)
   アベラルド(60)    カンター(20)
   フェレール(70)    ヘーア(50)
   セルジ(70)     MF ブレギー(40)
MF イエロ(70)      オーレル(40) 
    バケーロ(55)    スフォルツァ(40)
   ゴイコエチェア(45) ビッケル(45)
  カマラサ(60)    FW クヌップ(55)
FW ルイス・エンリケ(70)  シャプイサ(60)

監督 クレメンテ A-     ホジソン  B-

【スペイン】

ゴイコエチェア(45)→ベギリスタイン B+
イエロ(70)→オテーロ B+

【スイス】

オーレル(40)→スビアット B-
カンター(20)→シュティーダ―  ?


アメリカに引き分け、ルーマニアに勝利してグループリーグを突破したスイスと、
韓国、ドイツに引き分け、ボリビアに勝利してグループリーグを突破したスペインの試合。

スイスは、攻撃の核ズッターが負傷でこの試合を欠場。
正直に言って、ズッターだけが頼りのチームでしたので、何というか試合開始前から勝負あったかなという感じ。
スペインは、FWのサリナスを外し、本職FWの選手が1人もいないという、いわゆるゼロ・トップを採用。
ローマのスパレッティ監督が始めたと言われるゼロ・トップですが、この時代からあったんですね。


新オフサイドルールが適用された初めての大会ということで、まだ皆が慣れていないのか、
スイスDFが混乱。間隙を縫ってイエロがドリブル突破し、先制ゴールを挙げる。
このあと何故かスイスがラフプレイを連発。試合が荒れた。
予選リーグでは特にラフな印象のないチームだったのだけど、今日はどうしたのだろう。
失点に納得のいかないものがあったのかもしれない。まぁ微妙な判定ではあるもののミスジャッジというわけではないので、落ち着いてほしい。

それにしても、華麗なサイドアタックを武器にするスペインの動きの良さが目立つ。
スイスはやはりズッターの欠場は大きい。
実況解説が盛んに「ズッターがいれば……」と連呼しており、この日出ていたスイスの選手の名前よりもズッターの名前が呼ばれる始末だったが、気持ちは解らないでもない。
スイスにとってズッターは唯一の武器だったのだ。しかし、ズッターしか武器がないチームでは、勝ち上がるのは厳しい。


スペインはスペインで、セルジやフェレール、ルイス・エンリケやゴイコエチェアがサイドを崩すも、決定力が低い。後半5分、無人のゴールにフィニッシュしたはずが、ポストに当ててしまったシーンなど最たるものだ。 
直後にあったスイスの素晴らしい攻撃を、スペインGKスビサレッタが止めなければ、試合はどうなるかわからなかった。MOMに選んだのはこのセーブによるもの。まさにチームを救う働きだった。

スイスもチャンスがないわけではないのだが、やはり単発。スペインのような攻撃の流れというものが見えない。
かえすがえすもズッターの不在が痛い。
試合はその後、スペインが2点、3点と決めて勝負あり。
1-0の時間が長かったことから、スイスにも勝つチャンスはあったが、やはりズッターがいないと……。


スペインの方は、サイドのオープンスペースに飛び出すスピードが非常に速く、見ていて面白いチームである。
守備的な選手ばかりをピッチに投入するクレメンテ監督の采配は「つまらない」と言われるが、
この日は本来守備的なはずの選手たちが、攻撃的なサッカーを見せてくれた。
これでつまらないとは、少々酷な物言いかもしれない。

 

94 決勝トーナメント1回戦 ドイツVSベルギー

      ドイツ   3-2   ベルギー

欠場者(ド) DF シュトルンツ(負傷)
試合内容 B-
MOM FW クリンスマン(80)(ドイツ)

GK イルクナー(60)      プロドーム(75)
DF マテウス(50)        グルン(65)
   コーラー(50)        デウォルフ(50)
   ヘルマー(55)       エメルス(65)
MF ベルトホルト(55)  DF アルベール(60)
   ザマー(70)     MF  ステーレンス(50)
   ブッフバルト(60)      バンデルエルスト(55)
   ワグナー(50)        シュミッツ(40)
   ヘスラー(70)        シーフォ(45)
FW クリンスマン(80)     ウェーバー(45)
    フェラー(75)       ニリス(40)

監督 フォクツ B+       バン・ヒムスト B

【ド】
マテウス(50)→ブレーメ(50)
クリンスマン(80)→クンツ B


【ベ】
 ニリス(40)→チェルニアチンスキ ?
シュミッツ(40)→ボファン ? 


94年ワールドカップはここからが決勝トーナメント。ますますの熱戦が期待されます。

黄金時代を謳歌するも、予選リーグでは調子が出なかったドイツと、
攻撃陣の調子が悪く、GKプロドームの攻守を頼りに勝ち進んできたベルギーの一戦。


序盤にぽんぽんぽんと立て続けにゴールが決まり、いきなりドイツ3-1ベルギーに。
事故のようなゴールも多かったですが、今日が初先発のフェラー&クリンスマンの見事なコンビから挙げた2点目はビューティフルゴール。
この日のフェラーは絶好調で、なんで今まで先発で使わなかったのか首を傾げてしまうほど。
予選リーグから好調を維持するクリンスマンも、裏を突くスピードでベルギー守備陣を切り裂きます。

試合はこのまま推移しますが、やはり中盤はドイツの方が数段上。
特にボール奪取役のザマーの存在感が光りました。
攻撃に転じると、ファンタジスタのヘスラーが中心となってベルギー陣を脅かします。

一方ベルギー側は……正直に言ってあまり良くなかったですね。
目立ったのは右サイドから何本も良いクロスを放ったエメルスくらいでしょうか。


体力不足が心配されたドイツですが、酷暑の中で行われた試合の多かったこの大会の中で
この日は雨が降ったためか涼しく、やりやすかったのではないでしょうか。
むしろ後半に入るとますますドイツのエンジンがかかります。
ベルギーGKプロドームの好守がなければもう2~3点入ってもおかしくなかったですね。


そんな中、問題のプレイが。
後半25分……ぐらいかな? ベルギーのウェーバーがペナルティエリア内で倒されるも、ジャッジはノーファウル。
これは、FIFA世紀の10大誤審の1つにも数えられている有名な誤審ですが……どうでしょう。
誤審かどうか、イマイチよくわかりませんでした。
というのも、まだこの頃のテレビ映像は、いろんな角度からリプレイをしてくれないんですよ。
「誤審かどうかギリギリのプレイなので、判断できない」というのではなく、「こんなショボい映像じゃ判断できない」というところです。
これがPKならばベルギーは1点差に追い上げた可能性が高く、ミスジャッジだとすれば本当に残念ですね。

試合は後半ロスタイム、アルベールが素晴らしいゴールを決めて1点差に詰め寄るも時既に遅し。
ドイツがベスト8へと駒を進めました。


あれが誤審なら、誤審がなければ、3-3になっていた可能性が高いという意味では本当にベルギーは不運。

ただ、それはともかく内容的にはやはりドイツの方が一枚も二枚も上手でしたね。
ベルギーは、これは大会を通じてなんですが、本来攻撃の中心になるはずだったシーフォが全然ぱっとせず、
前線の2トップも存在感がまるでなし。
GKプロドームの力だけで勝ち上がってきたような印象のチームでした。
まぁ、誤審かもしれないんですが、強い方が勝ち上がった、という印象ですかね。


ドイツはしょうもなかった予選リーグのパフォーマンスから大幅に改善され、いよいよエンジンがかかってきた、というところでしょうか。
多くのサッカーファンはこう思った事でしょう。やはり、今回のドイツも強いぞ、と。
……まさか、次の試合で足元を掬われるとはねぇ……。










 

94 ドイツVSスペイン &決勝トーナメントの展望(?)

      ドイツ       1-1   スペイン

欠場者(ス) DFナダル(出場停止)

試合内容  B
MOM  

GK イルクナー(60)         スビサレッタ(50)
DF コーラー(50)           アルコルタ(50)
   ベルトホルト(50)         アベラルド(40)
   マテウス(55)            セルジ(65)
MF シュトルンツ(30)      DF フェレール(50)
   ザマー(55)         MF グァルディオラ(60)
   エッフェンベルク(55)       イエロ(55)
   ヘスラー(65)           ルイス・エンリケ(55)
   メラー(50)             カミネロ(50)
   ブレーメ(50)            ゴイコエチェア(60)
FW クリンスマン(65)         サリナス(45)

監督 フォクツ B            クレメンテ C

【ド】
メラー(50)→フェラー B

【ス】

グァルディオラ(60)→カマラサ ?
ゴイコエチェア(65)→バケーロ  ?


ドイツとスペインと言えば、2008~2016年現在に至るまで、世界の二大強豪と呼んでも差し支えない、
まさに最強国同士の一戦と言える。
が、そこはそれ。1994年当時のスペインは今とは違い、さほど強豪国ではなかった、はず。
少なくともピッチの上でのプレイを見る限り、現在とは隔世の感がある。

ティキ・タカと言われるバルサスタイルで一世を風靡している現在のスペインとは違い、94のスペインはサイドからのドリブル突破(セルジ、ルイス・エンリケ、ゴイコエチェア、カミネロ)を主軸にしたチームだ。
球離れが特段早いわけではないが、サイドからの突破は見ていて面白い。
だが一方で、ワントップのフリオ・サリナスはいかにも頼りない。
(個人的に、横浜マリノスで活躍した選手でもあり、サッカー雑誌のインタビュー記事でも彼の人柄に触れ、好意を持っている選手なだけに、あまり叩きたくないんだけど)

そして、クレメンテ監督の采配は非常に守備的……ともすれば臆病にも映る。
この試合でも、初戦で勝ち点1しか挙げられなかっただけに、できれば勝ちたい試合だっただろうに、
グァルディオラ→カマラサという守備固めの采配。
もう少し思い切れないものかと思ってしまう。


一方のドイツは1990年世界チャンピオンのメンバーをズラリと並べた、当時としては最強のチームだと思うのだが……今一つ強さがよくわからない。もちろん弱いということはないのだが。
そんな中、この試合ではゲームメーカーのヘスラーとFWのクリンスマンのホットラインは破壊力を見せた。
しかし、何度も挙げるのも手前味噌ではあるが、86準優勝、90優勝、92準優勝、96優勝と、
世界に敵なしを誇る黄金時代を迎えていたはずのドイツなのだから、もう少し相手を圧倒する試合を見せてほしい……と思ってしまう。
そういうチームでもなかったのかなぁ? 
この試合で得た勝ち点1をプラスし、ドイツは危なげなく決勝トーナメントに進出。
しかし、優勝候補筆頭、という感じはまるでしない。

さて、ドイツVS韓国の試合が残っているものの、ひとまずベスト16が決まった。

ここまでのベスト16の雑感を、(大会後の成績については知らないものとして。しらじらしくなるかもしれないがw)あげていきたい。



ブラジル【Sクラス】……果敢なオーバーラップを見せる左SBのレオナルド、DHのドゥンガのゲームメイク、そして前線には最強2トップのロマーリオ&ベベット。GKにはタファレルが君臨し右SBのジョルジーニョは勤勉。全く隙がなく、まさに最強。トーナメント1回戦の相手はアメリカ。開催国の勢いは侮れないが、戦力を考えれば圧倒できるはずだ。


アルゼンチン【A-クラス】……予選リーグの戦いぶりは、ブラジルと並んでSクラス。だが、その快進撃を支えた大エースのマラドーナと2トップの1人、カニーヒァが大会を去ってしまった。これはあまりにも痛く、ブラジルの対抗馬としては推しづらい。それでも、SBのチャモのオーバーラップ、DHレドンドとシメオネのコンビは洗練されており、FWにはバティストゥータがいる。強豪の一角だろう。トーナメントの1回戦は曲者ルーマニア。戦力的には互角か。


ドイツ【Aクラス】……今まで散々書いてきたように、この時代のドイツはまさに黄金時代。ワールドカップでは82年大会から3回連続で決勝まで駒を進めている、最強国家である。予選リーグは相手に恵まれたにしてはピリっとしなかったが、大会後半戦に向けて力を温存している可能性も否めない。特に守備には安定感があり、前線のクリンスマンの活躍にも注目だ。ベスト4までは強豪らしい強豪と当たる事のない恵まれた組み分けもあり、今大会もまた主役を務めるのではないだろうか。(いや、伏兵に足元をすくわれるのは知ってるんですけどねw 普通予想できないでしょ)


ルーマニア【A-クラス】……伏兵グループの中で特に面白い存在なのがルーマニア。10番のハジから9番のラドゥチョウへのホットラインは、アルゼンチンのマラドーナ→カニーヒァラインを髣髴とさせる。カウンタースタイルながら、非常にスペクタクルで見るものを飽きさせない好チームがどこまで駒を進められるのか。一方でスイスには呆気なくやられてしまったように、好不調の波はひときわ激しい。1回戦の相手はアルゼンチン。超えるには厳しい相手だが、好調時の彼らなら互角の戦いに持ち込めるかもしれない。中盤の底を占めるルペスク&ポペスクもいぶし銀で、このポジションが安定しているチームは地味に強い。


オランダ【A-クラス】……フリット、ファンバステンの欠場が見るものを落胆させたオレンジ軍団だが、前線には期待の新鋭ベルカンプが登場。最終ライン、ライカールト、クーマン、フランク・デブールからの精緻なロングボールにタウメントのサイド突破など、多彩な攻撃は健在だ。


スウェーデン【A-クラス】……核となるゲームメイカーの不在は物足りないが、その分、攻撃の責任が分散され、変幻自在なアタックを見せる面白いチームだ。その中ではやはりブローリンが基点だろうか。ダーリン、ケネット・アンデションの2トップも含め、FW陣の実力だけを見れば、ブラジル、アルゼンチンと並んでSクラスかもしれない。守っては守護神ラベリがチームを引っ張る。


ナイジェリア【A-クラス】……華麗で奔放で……ファウルが多く、集中力が続かない。良くも悪くも「これぞアフリカ」な魅力爆発のナイジェリア。前線のアモカチ、イェキニ、シアシアらの、身体能力に裏打ちされたアクロバチックな攻撃サッカーは見もの。ただ、ファウルを連発し一瞬の隙を突かれて敗れたアルゼンチン戦を見るに、老練な強豪国と戦うにはまだ経験不足か? 90年のカメルーンに引き続き、アフリカサッカーの魅力を世界にアピールする存在。


イタリア【Bクラス】……頼みの綱のロベルト・バッジョは終始沈黙、守備の要バレージは負傷で離脱し、首の皮1枚でベスト16に滑り込む。中盤の底から前線に飛び出すディノ・バッジョがチームの主軸で、働き蜂のシニョーリが衛星のように敵をかき回すものの得点は遠い。当時の世界最強チーム、ACミランのメンバーをそろえている事から強豪国のはずなのだが……というのがこの時点での評価。まさかこのチームが決勝にまで上がるとはねぇ。


スイス【Bクラス】……非常に組織化されており、堅実で、丁寧な好チーム。皆がそれぞれの動きをよく解っている事が傍からも見て取れるが、反面個々の能力は落ちる。そんな中、サイドアタッカーのズッターがチームを引っ張り続けている。FWがもう少し頼りになれば良いのだが……。


ベルギー【B+クラス】……ぱっとしないパフォーマンスの中、守護神プロドームがチームを救い続け、強豪オランダにも勝利。まだ本領発揮とまでは言わないものの、10番のシーフォがチームを牽引。だが、それに応えるFWがいない……。

スペイン【B+クラス】……カミネロ、ゴイコエチェアにセルジとルイス・エンリケ。サイドアタック偏重ではあるものの、果敢に突破を仕掛ける姿が楽しい好チームではあるが、FWが……。


アメリカ【B-クラス】……戦力的にはCクラスだが、開催国の地の利を考慮に入れてのB-。ララス&バルボアのCBコンビや前線の快速スチュアートなど、戦う気持ちが伝わってくる好チームだが、まぁあまり巧くはないですね……。


メキシコ【B-クラス】……中盤のルイス・ガルシア、ガルシア・アスペという二人のガルシアが目立っているが、インパクトは弱い。もっともトーナメント1回戦はブルガリアが相手。戦力的には互角であり、ここを突破し、悲願のベスト8進出を決める事こそがこの大会の彼らの目標だろう。


ブルガリア【C+クラス】……中盤の働き蜂レチコフがチームをぐいぐいと引っ張っているものの、あまり強い印象がないブルガリア。しかしこのチームもまた、ビッグサプライズで大会を盛り上げてくれる。ナイジェリアにボコボコにされ、最弱国ギリシャに勝ち、強豪とはいえマラドーナが抜けた上に既に突破を決めていたアルゼンチンに勝った予選リーグの戦いぶりからは、とても強いチームには思えなかったのだが……。


アイルランド【C+クラス】……開幕戦であのイタリアを撃破した、とはいえ、アイルランドが良かったというよりはイタリアが悪すぎた模様。メキシコには中盤の主導権を握られ、ノルウェー相手には最低の退屈試合で0-0。守備は固いだろうが、攻撃に見るべきものはないと言って良い。


サウジアラビア【C+クラス】……28年ぶりにアジアに勝利をもたらした、アラビアの雄。アジア最強GKデアイエの奮闘と、ベルギー戦での10番オワイランに代表される個人能力の高さ、ドリブルの巧さが目をひいた。とはいえ、デアイエが頑張る=攻められている証拠でもあるし、ここから先に期待するのは少々酷。アジア代表として少しでも上を目指してほしい気持ちはあるものの……。



とまぁ、既に結果が出ている22年前の大会で、もちろん僕も結果を知っている。
そんな大会の展望というのはいかにも失笑モノではありますが、やはりここまでの試合のパフォーマンスだけを見て、一度記事を書いておきたいと思い、恥を忍んで書きました。




 

94 ドイツVSボリビア

  ドイツ   1-0   ボリビア

試合内容 D
MOM 該当者なし

GK イルクナー(70)   トルッコ(40)
DF ベルトホルト(60)  サンディ(50)
   コーラー(60)    リンバ(50)
   マテウス(65)    キンテロス(50)
   ブレーメ(60)  MF ソリア(50)
MF ザマー(65)      メルガル(55)
   エッフェンベルク(50)  ボルハ(45)
  ヘスラー(55)      エルウィン・サンチェス(55)
  メラー(55)        バルディビエソ(40)
FW リードレ(40)  MF  クリスタルド(55)
   クリンスマン(60) FW ラマージョ(50) 

監督 フォクツ B      アスカルゴルタ  C

【ド】
リードレ(40)→バスラ― C
ヘスラー(55)→シュトルンツ ?

【ボ】
バルディビエソ(40)→モレノ C
ラマージョ50()→エチェベリ  E


94年ワールドカップの開幕戦。
前回王者であり、Euro92も準優勝、2年後のEuro96では優勝するドイツの初陣なんだが……
端的に言って、クッソつまらん試合でした……。
開幕戦特有のスローペースなどもあると思うんですが、しかしこのドイツ、本当に強いのかなぁ?という疑問が。

試合自体は結局、マテウスのロングボールに目測を誤ったボリビアGKトルッコのミスに助けられて1-0でおしまい。他に大したチャンスもありませんでした。 


あと、「10番」でありながら交代後3分で退場しちゃったエチェベリ君は一体何をしたんや??
実況によると「相手を蹴ってしまった」とのことだけど、テレビに映ってないのでさっぱりわからぬ……
まぁ何にせよ、「エース」だとか「ボリビアの悪魔」だとか言われていたエチェベリはわずか3分で、最初で最後のワールドカップを終えてしまいました。
凄い選手だったのかどうかすらわからんかった…… 
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ