今回に関しては全試合見たわけではないので、ベスト26を紹介して良いのかわかりませんが、
まぁあまり気にしない方向で。
★今大会の特徴
1 世代交代の大会
今大会は一世を風靡したクリスチアーノ・ロナウドやモドリッチ、あるいは(本人のパフォーマンスはそれほど悪くなかったものの)デ・ブライネなどが思ったほどの活躍が出来ず、
上位進出国の主軸を担ったのは、ラミン・ヤマル、ニコ・ウィリアムズ、ペドリ、
ベリンガム、フォデン、サカ、ヴィルツといった若手選手たちでした。
2 大量得点、打ち合いの少ない大会
大会の平均得点自体が少なかったという感覚はないのですが、
派手な打ち合いが演じられた試合はオーストリア3-2オランダの試合ぐらいでした。
大量得点も、明らかに力の劣るスコットランドを相手にドイツが5-1の勝利を収めたくらいでしょうか。
全体的に慎重で受け身のチームが目立ち、1点でもリードを得ると守りに入るチームが非常に多かったのは残念でした。
3 欧州では絶滅危惧種の絶対的ストライカー
今大会、絶対的なCFと呼べる選手は軒並み低調、もしくは出番すら与えられませんでした。
出番が与えられなかった、限られた選手の代表例はジルー(フランス)であり、フュルクルク(ドイツ)であり、ヴェフホルスト(オランダ)であり、低調だったのはケイン(イングランド)であり、ルカク(ベルギー)でした。
結果、得点王争いは3ゴールで複数の選手が並ぶ、寂しいものとなりました。
4 絶滅危惧の両翼ウイングスタイルで勝ち取ったスペインの優勝
カットインを武器にするウイング型フィニッシャーは今大会も数多く登場しましたが、一番のスターであるエムバペ(フランス)は不発に終わりました。
むしろ、両翼を純正ウイングで固めたヤマル&ニコのスペインは非常に特殊なチームで、
ほぼどのチームも片翼、もしくは両翼をウイングストライカー(もしくはサイドもこなせるゲームメイカー)で固める傾向が目立ちました。
この風潮はEuro2008のスペイン代表が本格的に始めた傾向ですが、16年後にそのトレンドを逆行して逆に新鮮味を与えたのもスペインだったのはとても興味深い現象でした。
★今大会ベスト23選手
1チーム26人編成なのですが、26人だと選びたい人をほとんど選べてしまうので、
色々迷いたいという理由もあって23人を選びます。
★ GK ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア)
ジョーダン・ピックフォード(イングランド)
マイク・メニャン(フランス)
上位2人は、迷うことなく決まりました。
最優秀GKはドンナルンマ。
特にスペイン戦が顕著でしたが、彼のファインセーブにイタリアは救われ続けました。
2番目はピックフォードで決まり。
問題は3人目で、優勝GKのウナイ・シモン(スペイン)、PK3本連続ストップを見せたディオゴ・コスタ(ポルトガル)、最後の砦として奮闘したママルダシュビリ(ジョージア)あたりも考えましたが、大会一の堅守を誇ったフランスの守護神メニャンをチョイスしました。
★ DF マルク・ククレジャ(スペイン)
カイル・ウォーカー(イングランド)
ジュル・クンデ(フランス)
エメリック・ラポルト(スペイン)
ウィリアム・サリバ(フランス)
マーク・グエイ(イングランド)
ヨナタン・ター(ドイツ)
やはり堅守を誇ったイングランドとフランスからのチョイスが多くなりました。
ウォーカーはベテランとは思えない素晴らしい対人守備を披露。
CBのグエイは今大会がメジャー大会初とは思えない落ち着きでイングランドの堅守に貢献しました。
サリバは鉄壁フランス守備陣の中心で、クンデは右SBとして対人守備力だけでなくオーバーラップまで見せる驚きの活躍でした。
ドイツからはグエイと同じ理由でターを選出。
スペインからは攻撃的なカラーにふさわしく、果敢なオーバーラップで左サイドを活性化したククレジャと、最終ラインからのフィードが抜群のラポルトを選出しました。
イタリアのCBからも、バストーニかカラフィオーリを選ぼうか考えたのですが、最後までラポルトと悩んだ結果、ラポルトを選びました。
★MF エヌゴロ・カンテ(フランス)
ジャマル・ムシアラ(ドイツ)
フロリアン・ヴィルツ(ドイツ)
イルカイ・ギュンドアン(ドイツ)
ロドリ(スペイン)
ファビアン・ルイス(スペイン)
ジュード・ベリンガム(イングランド)
ミシェル・エービシャー(スイス)
カンテ、ムシアラ、ギュンドアン、ロドリ、ファビアンの5人は迷うことなく選出。
カンテの守備力は今なお錆び付くことはありませんでした。
ドイツの攻撃で最も異彩を放ったのがムシアラで、ヌルヌルとしたドリブル突破はイニエスタを彷彿とさせます。ギュンドアンはトップ下というポジションで攻撃性能を全開に。
ロドリはスペインの屋台骨を務め、ファビアンは初戦から最終戦までロドリの相棒として輝きを放っていました。
問題はここからで、ヴィルツは鮮烈な輝きを放ったのですが、途中ザネにポジションを奪われる試合もありました。どう見てもザネは機能していなかったので謎なのですが。
ベリンガムは、90分消えていても突如輝きを放つというむしろシャドーストライカーのような働きで、イングランドの危機を救いました。
エービシャーは個人の活躍というよりも、非常に機能的だったスイスの象徴として、偽WBを務めた彼を選出。
スイスからはジャカも選びたいところですが、泣く泣く外しました(じゃあ26人にしろよ、という話もありますが)。
ドイツのクロースは本来入れるべき選手であり、今大会で現役引退という点も含めて選ぼうと思っていたのですが、スペイン戦でのラフプレーの連続により独断で選考外。
普通のジャッジならレッドカードが出て然るべきだったと思いますし、そのせいでペドリも負傷しました。
トルコのアルダ・ギュレルも選びたかったですが、うーん……。好きな選手ではあるので選びたいけれど、まだ若いのでまた次回という事で。
ポルトガルの攻撃陣で輝いていたベルナルド・シルバも考えましたが、ポルトガル自体が期待外れだったため、選びづらかったです。
イングランドのパーマーも途中投入でいい味を出していましたが、先発が1試合もなかった(と思う)ので……。
★FW ラミン・ヤマル(スペイン)
ニコ・ウィリアムズ(スペイン)
ダニ・オルモ(スペイン)
コディ・ガクポ(オランダ)
ブカヨ・サカ(イングランド)
ダニ・オルモはMF枠の気もしますが、やっていることがシャドーストライカーのそれだったのでこちらで選出しました。
ヤマルとニコの両翼は説明不要。スペイン優勝の最大の原動力でした。
ガクポはイングランド戦を除いてコンスタントな活躍を見せ、
サカもイングランド攻撃陣では唯一と言っていい、流れの中からチャンスに絡めるアタッカーでした。
ここは他にあまり候補も思いつきません。オランダのシャビ・シモンズも良かったですが、少々小粒ですし、フランスの攻撃陣はバルコラぐらいしかインパクトはなし。
ドイツのハベルツは明らかに0トップで、どちらかというとインサイドハーフの位置にまで下がって、スペースをムシアラやギュンドアンに開ける仕事をしていましたし、
ヴェフホルストがいる時間のみ怖かったオランダ攻撃陣ですが、彼もまた先発起用されることはありませんでした。
得点王タイのケインも、うち2点はPK。
優勝国スペインのモラタは、基準点FWとしてチームにとって必要なパーツではありましたが、世界一級とは言い難く、ジョージアのミカウターゼ、スロバキアのハラスリンといった3ゴール勢も選出するほどではないかなと。
ポルトガルの左サイドを活性化していたレオンも肝心のポルトガルがいまいちでしたし、トルコのバルシュ・ユルマズは闘う姿勢に痺れましたが、ゴール自体は多分決めていませんし……。
26人枠にするなら、クロース、アルダ・ギュレル、ジャカを入れたのかな……。
ということで、こんな感じのメンバーになりました。
やっぱり好感を持ったトルコから一人入れたかった気はするなぁ……。
ちなみに、私があまり試合を見ていないベスト16進出チームは、
スロバキア、スロベニア、ジョージアです。
それ以外だと、チェコ、ウクライナ、スコットランドも追えていませんので、この6か国から良いタレントがいても見過ごしている可能性があります。
一応見てはいたのですが、流し見の試合が多かったです。
オーストリアもそんな感じだったのですが、第2戦のポーランド戦でこれは良いチームだ、と目が覚めてその後はちゃんと見ているので、把握しているはずです。
サッカーの見すぎで、疲労で動けなくなった日が2日ありました。
なので全試合なんてとても無理でした。すみません(?)
まぁあまり気にしない方向で。
★今大会の特徴
1 世代交代の大会
今大会は一世を風靡したクリスチアーノ・ロナウドやモドリッチ、あるいは(本人のパフォーマンスはそれほど悪くなかったものの)デ・ブライネなどが思ったほどの活躍が出来ず、
上位進出国の主軸を担ったのは、ラミン・ヤマル、ニコ・ウィリアムズ、ペドリ、
ベリンガム、フォデン、サカ、ヴィルツといった若手選手たちでした。
2 大量得点、打ち合いの少ない大会
大会の平均得点自体が少なかったという感覚はないのですが、
派手な打ち合いが演じられた試合はオーストリア3-2オランダの試合ぐらいでした。
大量得点も、明らかに力の劣るスコットランドを相手にドイツが5-1の勝利を収めたくらいでしょうか。
全体的に慎重で受け身のチームが目立ち、1点でもリードを得ると守りに入るチームが非常に多かったのは残念でした。
3 欧州では絶滅危惧種の絶対的ストライカー
今大会、絶対的なCFと呼べる選手は軒並み低調、もしくは出番すら与えられませんでした。
出番が与えられなかった、限られた選手の代表例はジルー(フランス)であり、フュルクルク(ドイツ)であり、ヴェフホルスト(オランダ)であり、低調だったのはケイン(イングランド)であり、ルカク(ベルギー)でした。
結果、得点王争いは3ゴールで複数の選手が並ぶ、寂しいものとなりました。
4 絶滅危惧の両翼ウイングスタイルで勝ち取ったスペインの優勝
カットインを武器にするウイング型フィニッシャーは今大会も数多く登場しましたが、一番のスターであるエムバペ(フランス)は不発に終わりました。
むしろ、両翼を純正ウイングで固めたヤマル&ニコのスペインは非常に特殊なチームで、
ほぼどのチームも片翼、もしくは両翼をウイングストライカー(もしくはサイドもこなせるゲームメイカー)で固める傾向が目立ちました。
この風潮はEuro2008のスペイン代表が本格的に始めた傾向ですが、16年後にそのトレンドを逆行して逆に新鮮味を与えたのもスペインだったのはとても興味深い現象でした。
★今大会ベスト23選手
1チーム26人編成なのですが、26人だと選びたい人をほとんど選べてしまうので、
色々迷いたいという理由もあって23人を選びます。
★ GK ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア)
ジョーダン・ピックフォード(イングランド)
マイク・メニャン(フランス)
上位2人は、迷うことなく決まりました。
最優秀GKはドンナルンマ。
特にスペイン戦が顕著でしたが、彼のファインセーブにイタリアは救われ続けました。
2番目はピックフォードで決まり。
問題は3人目で、優勝GKのウナイ・シモン(スペイン)、PK3本連続ストップを見せたディオゴ・コスタ(ポルトガル)、最後の砦として奮闘したママルダシュビリ(ジョージア)あたりも考えましたが、大会一の堅守を誇ったフランスの守護神メニャンをチョイスしました。
★ DF マルク・ククレジャ(スペイン)
カイル・ウォーカー(イングランド)
ジュル・クンデ(フランス)
エメリック・ラポルト(スペイン)
ウィリアム・サリバ(フランス)
マーク・グエイ(イングランド)
ヨナタン・ター(ドイツ)
やはり堅守を誇ったイングランドとフランスからのチョイスが多くなりました。
ウォーカーはベテランとは思えない素晴らしい対人守備を披露。
CBのグエイは今大会がメジャー大会初とは思えない落ち着きでイングランドの堅守に貢献しました。
サリバは鉄壁フランス守備陣の中心で、クンデは右SBとして対人守備力だけでなくオーバーラップまで見せる驚きの活躍でした。
ドイツからはグエイと同じ理由でターを選出。
スペインからは攻撃的なカラーにふさわしく、果敢なオーバーラップで左サイドを活性化したククレジャと、最終ラインからのフィードが抜群のラポルトを選出しました。
イタリアのCBからも、バストーニかカラフィオーリを選ぼうか考えたのですが、最後までラポルトと悩んだ結果、ラポルトを選びました。
★MF エヌゴロ・カンテ(フランス)
ジャマル・ムシアラ(ドイツ)
フロリアン・ヴィルツ(ドイツ)
イルカイ・ギュンドアン(ドイツ)
ロドリ(スペイン)
ファビアン・ルイス(スペイン)
ジュード・ベリンガム(イングランド)
ミシェル・エービシャー(スイス)
カンテ、ムシアラ、ギュンドアン、ロドリ、ファビアンの5人は迷うことなく選出。
カンテの守備力は今なお錆び付くことはありませんでした。
ドイツの攻撃で最も異彩を放ったのがムシアラで、ヌルヌルとしたドリブル突破はイニエスタを彷彿とさせます。ギュンドアンはトップ下というポジションで攻撃性能を全開に。
ロドリはスペインの屋台骨を務め、ファビアンは初戦から最終戦までロドリの相棒として輝きを放っていました。
問題はここからで、ヴィルツは鮮烈な輝きを放ったのですが、途中ザネにポジションを奪われる試合もありました。どう見てもザネは機能していなかったので謎なのですが。
ベリンガムは、90分消えていても突如輝きを放つというむしろシャドーストライカーのような働きで、イングランドの危機を救いました。
エービシャーは個人の活躍というよりも、非常に機能的だったスイスの象徴として、偽WBを務めた彼を選出。
スイスからはジャカも選びたいところですが、泣く泣く外しました(じゃあ26人にしろよ、という話もありますが)。
ドイツのクロースは本来入れるべき選手であり、今大会で現役引退という点も含めて選ぼうと思っていたのですが、スペイン戦でのラフプレーの連続により独断で選考外。
普通のジャッジならレッドカードが出て然るべきだったと思いますし、そのせいでペドリも負傷しました。
トルコのアルダ・ギュレルも選びたかったですが、うーん……。好きな選手ではあるので選びたいけれど、まだ若いのでまた次回という事で。
ポルトガルの攻撃陣で輝いていたベルナルド・シルバも考えましたが、ポルトガル自体が期待外れだったため、選びづらかったです。
イングランドのパーマーも途中投入でいい味を出していましたが、先発が1試合もなかった(と思う)ので……。
★FW ラミン・ヤマル(スペイン)
ニコ・ウィリアムズ(スペイン)
ダニ・オルモ(スペイン)
コディ・ガクポ(オランダ)
ブカヨ・サカ(イングランド)
ダニ・オルモはMF枠の気もしますが、やっていることがシャドーストライカーのそれだったのでこちらで選出しました。
ヤマルとニコの両翼は説明不要。スペイン優勝の最大の原動力でした。
ガクポはイングランド戦を除いてコンスタントな活躍を見せ、
サカもイングランド攻撃陣では唯一と言っていい、流れの中からチャンスに絡めるアタッカーでした。
ここは他にあまり候補も思いつきません。オランダのシャビ・シモンズも良かったですが、少々小粒ですし、フランスの攻撃陣はバルコラぐらいしかインパクトはなし。
ドイツのハベルツは明らかに0トップで、どちらかというとインサイドハーフの位置にまで下がって、スペースをムシアラやギュンドアンに開ける仕事をしていましたし、
ヴェフホルストがいる時間のみ怖かったオランダ攻撃陣ですが、彼もまた先発起用されることはありませんでした。
得点王タイのケインも、うち2点はPK。
優勝国スペインのモラタは、基準点FWとしてチームにとって必要なパーツではありましたが、世界一級とは言い難く、ジョージアのミカウターゼ、スロバキアのハラスリンといった3ゴール勢も選出するほどではないかなと。
ポルトガルの左サイドを活性化していたレオンも肝心のポルトガルがいまいちでしたし、トルコのバルシュ・ユルマズは闘う姿勢に痺れましたが、ゴール自体は多分決めていませんし……。
26人枠にするなら、クロース、アルダ・ギュレル、ジャカを入れたのかな……。
ということで、こんな感じのメンバーになりました。
やっぱり好感を持ったトルコから一人入れたかった気はするなぁ……。
ちなみに、私があまり試合を見ていないベスト16進出チームは、
スロバキア、スロベニア、ジョージアです。
それ以外だと、チェコ、ウクライナ、スコットランドも追えていませんので、この6か国から良いタレントがいても見過ごしている可能性があります。
一応見てはいたのですが、流し見の試合が多かったです。
オーストリアもそんな感じだったのですが、第2戦のポーランド戦でこれは良いチームだ、と目が覚めてその後はちゃんと見ているので、把握しているはずです。
サッカーの見すぎで、疲労で動けなくなった日が2日ありました。
なので全試合なんてとても無理でした。すみません(?)