サッカー関連

準々決勝 スペインVSドイツ

スペイン   2-1(延長)         ドイツ

試合内容 S
MY POM MF ダニ・オルモ(スペイン)

GK ウナイ・シモン 7・5            マヌエル・ノイアー 6・5
CB エメリック・ラポルト 5.5         アントニオ・リュディガー 6
  ロビン・ルノルマン 5・5         ヨナタン・ター 5・5
LSB マルク・ククレジャ 6・5        ダビド・ラウム 5・5
RSB   ダニエル・カルバハル 6・5         ヨシュア・キミッヒ 7 
DH  ロドリ 6                エムレ・ジャン 6
OH  ペドリ 5            CH トニ・クロース 4
    ファビアン・ルイス 5・5       LSH ジャマル・ムシアラ 6・5
LWG  ニコ・ウィリアムズ     5・5              RSH  レロイ・ザネ 4・5
RWG  ラミン・ヤマル 6・5       OH イルカイ・ギュンドアン 5
FW  アルバロ・モラタ 5・5       FW カイ・ハベルツ 7

監督 ルイス・デ・ラ・フエンテ 9       ユリアン・ナーゲルスマン 8・5

ペドリ→ダニ・オルモ 8             ジャン→アンドリッヒ 5・5   
ルノルマン→ナチョ 5・5             ザネ→ヴィルツ 7・5
ヤマル→フェラン 5                ギュンドアン→フュルクルク 7
ニコ→メリーノ 6・5               ラウム→ミッテルシュタット 7・5
モラタ→オヤルサバル 5.5             ター→ミュラー 5・5
ファビアン→ホセル ?               ハベルツ→アントン ?


★試合前の展望

超攻撃的サッカーを志す両チームが準々決勝で当たってしまうのは、あまりにも惜しい。
恐らくドイツがボールを支配し、スペインがカウンターを発動する展開になるだろう。

両チームの違いは、ドイツの攻撃が中央に偏っていることに対し、
スペインは両ウイングを中心にサイドアタックを試みることだ。
そしてドイツのSBはスペインの両ウイングを止められる守備力があるように思えない。
よって、スペインがやや有利に思えるが、ドイツにはホーム・アドバンテージがある。

クロースのロングフィードがスペインのプレス網を掻い潜り、
ムシアラ、ギュンドアンらの連携が爆発すれば、ラポルト、ルノルマンの最終ラインを翻弄する事も可能だ。ただし、ロドリやファビアンも守備に参加できれば、そう簡単には崩れない。
よって、ドイツがスペインのプレスをどこまで掻い潜れるか、ロドリ、ファビアンらを巧くつり出し中央で優位を作れるか。

息を呑むような、最高のスペクタクルを見せてくれることを期待している。


★試合の感想

まさに、息を呑むような最高のスペクタクルだった。
試合はドイツがボールを持ち、スペインがカウンターを狙う予想通りの流れだったが、ニコ&ヤマルをドイツのキミッヒ&ラウムがストップ。
スややドイツ有利の展開だったが、51分に試合を動かしたのはスペインだった。
後半開始と同時にナーゲルスマン監督は不調のザネに代えて、好調のヴィルツを投入(なぜザネが先発なのかは理解に苦しむが)。
そして追いかける展開になった60分、早くもフュルクルクミッテルシュタットを投入し、怒涛の攻撃を展開。
ヴィルツ&ムシアラ&ハベルツの連携に、ミッテルシュタットからフュルクルクへのクロスと、
恐るべき破壊力を見せる。
いつ点が入ってもおかしくないこの状況で70分、スペインは3トップを交代し、フェラン、メリーノ、オヤルサバルを投入。
これにより両翼&ターゲットを失ったスペインは、2年前のポゼッションサッカーに逆行。2年前までやってきたサッカーではあるが、攻撃の破壊力は落ちた。
ドイツの勢いは衰えず、スペインが耐える展開になるが、89分起死回生のゴールが生まれ、ドイツが同点に。

延長戦に入るとドイツはやや落ち着くが、相変わらずドイツのペース。
しかしPK戦がちらついた118分に決勝ゴールを決めたのは、途中投入のミケル・メリーノだった!!
まさに、決勝で観たかった、最高にスペクタクルな一戦。

ナーゲルスマンが見せた怒涛の攻撃的采配は圧巻の一言だったし、
デ・ラ・フエンテは守備を意識しながらも、フェランやオヤルサバルを入れることで、最低限の攻撃力は繋いだ。

最後に、クロースの低採点は、イエローカードに値するファウルが3回あったため(1回のみイエロー)。
稀代の天才パサーでもあり、引退は本当に本当に惜しまれるが、あくまでもこの試合の採点として、温情を加えるのはやめておいた。

ククレジャのハンドについては、特にドイツファンの中では言いたいこともあるだろうし、正直PKを取られてもおかしくなかったと思う。
ただ、個人的に『意図的ではないハンド』でPKを取ることについては、一貫してあまり賛成の立場ではないので、ククレジャへの減点はしていない。

トーナメント1回戦 オランダVSルーマニア

.オランダ    3-0     ルーマニア

試合内容 A-
MY POM WG コディ・ガクポ(オランダ)

GK フェルブリュッヘン 6  ニツァ6・5
CB ファン・ダイク 6・5    ドラグシン 6
   デフライ 6       ブルガ 5
SB ドゥムフリース 8・5     マティウ 6
   アケー 6・5       モゴシュ 5 
DH ラインデルス 7     マリウス・マリン 5・5
CH シャウテン 6       ラズバン・マリン 5
WG ベルフワイン 5    WG マン  5・5
WG ガクポ 9         ハジ  5・5
OH  シャビ・シモンズ 6・5  OH スタンチュ 5
FW メンフィス 5       ドラグシュ 4

監督 クーマン 7・5        ヨルダネスク 5

ベルフワイン→マレン 7・5   モゴシュ→ラゴビツァ

【試合前の展望】
今大会のオランダは強豪国ではない。
オランダの致命傷は故障者が続出した脆弱な中盤だ。
最終ラインと前線が分断され、攻撃が事実上前線の3枚のみで行われている。
シモンズ、ガクポ、デパイの3人のコンビネーションで得点機を狙うが、一人で局面を打開できるほどのタレントはおらず、攻撃時の人数も足りていない。
スーパーサブのヴェフホルストの先発トップ起用もテストすべきだったが、クーマンはそれをテストしなかった。

ルーマニアは中盤の2人のマリン(マリウス、ラズバン)に右SBのラティウ、司令塔のスタンチュを
使い、中央・サイドに偏らず攻撃できる組織力の高いチームだ。
タレント的に少々小粒ではあるが、大崩れはしないだろう。



【感想】

遂にオランダが復活した!!!!!!……のか?
1試合だけで判断するのは危険だが、フランス・イングランドと並ぶ超退屈国のカテゴリーから脱却するアタッキング・フットボールを見せた。

今日のオランダは右サイドのドゥムフリースが積極果敢にオーバーラップ。
攻撃を活性化させると、左ウイングのガクポはドリブル突破・ヒールパス・アシスト・粘りのプレイと全てにおいてスペシャルなプレイを披露。
右サイドにベルフワイン(後半にマレンを投入)を置く事で、
シャビ・シモンズを一列下げた中盤トップ下に配置し、攻撃が一気にスムーズに流れ出した。

エースのはずのメンフィスの相変わらず続く不調や、質量共に不足する中盤などオランダの懸念点は未だに多い。
しかしタレントがやや不足するオランダにとって、このサッカーを魅せてくれたクーマン采配は評価したい。
これは、退屈な退屈な前任者ファン・ハールや、ファン・マルバイクにはできなかったことだ。

トーナメント1回戦 フランスVSベルギー

フランス    1-0     ベルギー

試合内容 D
MY POM DH オーレリアン・チュアメニ(フランス)

GK メニャン 7      カステ―ルス 5・5
CB サリバ 6・5      ファース 5
   ウパメカノ 6     ヴェルトンゲン 5
SB  テオ 7       カスターニェ 5
   クンデ 7       テアテ  5
DH  カンテ 6     オナナ 5
   チュアメニ 7    CH デ・ブライネ 7
CH  ラビオ 5     WG カラスコ 5
WG  グリーズマン 6・5      ドク 4
 FW  テュラム   5   FW オペンダ 5 
WG   エムバペ 5・5    FW  ルカク 5

監督 デシャン 5     テデスコ 4

テュラム→コロ・ムアニ 5・5  オペンダ→マンガラ 5
                カラスコ→デ・ケテラーレ?
                カスターニェ→ルケバキオ ?
★試合前の展望

強豪国でありながら、2得点1失点で突破した3か国のうちの2か国(もう1つはイングランド)。

ただし、ベルギーに関しては事情が異なる。黄金世代は次々にいなくなり、黄昏は近づいているが、
デ・ブライネ、ドク、ルカクが織りなす攻撃は華麗だ。
ただしエースのルカクが不運に祟られており、3度ゴールを揺らしても全てVARで取り消されるという悲哀を味わった。
司令塔ティーレマンスと潰し屋オナナの中盤も安定しており、オーバーラップをほぼせずブロック守備を固める守備もかなり強固だ。


デシャン監督はなぜ、ジルーを先発させないのだろう?
ジルーを起用しなかった2018ワールドカップ初戦オーストラリア戦では、攻撃陣が沈黙。
次のペルー戦でデンベレを削り、ジルーという基準点を得てからフランスの攻撃は様変わりした。
その教訓を忘れてしまったのだろうか?
今大会のフランスはグリーズマン、テュラム、デンベレ、エムバペといったタレントたちがバラバラに走るだけで、それをまとめる基準点のジルーはベンチを温めている。
エムバペの驚異的な突破力は健在だが、結局予選リーグで上げた2得点は、オウンゴールとPK。
まともに得点すらできていないのが現状だ。
テュラムにポストプレイを託したかったのかもしれないが、ジルーの代わりは全く務められていない。

攻撃を前線の4枚に託しているため、(ラビオは攻撃に絡む事はあるものの)、守備は潰し屋カンテも含めブロック守備で攻撃をシャットアウト。
この堅陣を崩すのは一筋縄ではいかないだろう。


★試合後感想

サッカーって、なんてつまらないスポーツなんだろう……
こんなものに時間を使っている僕っていったいなんなんだろう……
長い、長い、90分だった。枠内シュートは両チーム合わせて3本。

フランスもベルギーも、全く攻撃に工夫を感じさせず、両チームの守備の固さが退屈さに拍車をかけた。
それ以上何か書く事があるだろうか?

サイドを制圧していたのはフランス。テオ、クンデらのオーバーラップが、カラスコ、ドクらのWBを完全に押し込んでいたにも関わらず、全く動かないテデスコ監督は無能の一言。

ジルーを全く使わないデシャン采配にも非常に・非常にフラストレーションがたまる。
結果的にはコロ・ムアニ投入が吉と出たが、「だからなに?」という感想でしかない。

それを言うなら、『オウンゴール2つとPK1つだけ』で勝ち上がってきたフランス代表のベスト8は
【だから何?】の一言しかない。
こんな戦い方で優勝したとしても【だから何?】の一言で終わってしまうだろう。
サッカーファンでない人間にとって、どこの国が優勝しても興味がないのだから。


そして、こんな試合を繰り返し見せられたら、サッカーファンの愛も冷めてしまうというものだ。
クソゲーの中の最強キャラクター、最萌えキャラクターに、誰が興味を持つだろうか




トーナメント1回戦 ドイツVSデンマーク

ドイツ      2-0       デンマーク

試合内容 B
MY POM FW カイ・ハベルツ(ドイツ)

GK ノイアー 6.5         シュマイケル 8
CB リュディガー 6.5       ヴェステルゴー 5 
  シュロッタ―ベック 7.5     アンドレアス・クリステンセン  5 
SB ラウム 7       CB アンデルセン 5,5
  キミッヒ 7      WB メーレ 4.5
CH クロース 7        バー 5    
DH アンドリッヒ 6     CH ホイビェア 5  
SH ムシアラ     6・5                            ディレイニー 5,5
  ザネ  5・5       OH エリクセン 6.5
OH ギュンドアン 6    FW  スコフ・オルセン 5.5
FW ハベルツ 8        ホイルンド 6.5

監督 ナーゲルスマン    7             ヒュルマンド 4.5

ギュンドアン→ジャン 6    ディレイニー→ノアゴー 5
アンドリッヒ→フュルクルク 5 スコフ・オルセン→ポウルセン 5
ムシアラ→ヘンリヒス?     バー→ヴィンド ?
ラウム→ヴィルツ ?      ホイルンド→ブルーン・ラーセン ?
ザネ→アントン ?       クリステンセン→クリスティアンセン ?

【試合前の展望】

消化試合となった第3戦でドイツはフルメンバーを投入。
結果としてターを出場停止で欠く事になったと同時に、フュルクルクやウンダフ、バイア―といった1トップオプションのテストもできず、ハベルツの0トップしかプランがないという引き出しの少なさを露呈した。
個人的にこれはナーゲルスマンの大失策だと感じている。

しかし、空中戦に強いデンマークのCB陣を考えれば、この試合は0トップのハベルツ起用の方が、
あり得なかった未来であるフュルクルク1トップよりも効果があるだろう。
デンマークは中盤含めた中央が堅固だが、ドイツのムシアラ、ヴィルツ、ギュンドアン、ハベルツの細かなコンビネーションなら、そんなデンマーク陣も崩せるはず。
仮に崩せなければ、ウイングのザネらの出番になるが、こうなるとオプションの少なさが気にかかる。


デンマークは支配力のある中盤がスローペースで、相手をいなす戦い方を試行しているが、
攻撃の大きな武器は現状エリクセンのミドル程度しか見どころがない。
2022ワールドカップ時の惨状に比べればだいぶ攻撃的になっているが、EURO2020の時のような攻撃のダイナミズムは感じられず、ドイツから点を取れる未来が見えない。

アップテンポならドイツ、スローテンポならデンマークのペースと明確に両者の違いが判る勝負だけに、主導権争いも見どころだ。

欠場者【ド】DFター(出場停止)
    【デ】 MFヒュルマンド(出場停止)

試合は序盤からドイツの猛攻、クロース→シュロッタ―ベックの空中戦殺法をことごとく止めたデンマークGKシュマイケル
ドイツが圧倒しているが、デンマークもエリクセンを中心にところどころ鋭いカウンターを見せた。
ハンガリー戦から代わったスタメンは3人。
出場停止のターに代わったシュロッタ―ベックは守備面の対応でやや不安定な部分があったものの、それを上回るヘディングや、2ゴール目のアシストを呼び込む素晴らしいロングフィードで勝利に貢献。
ミッテルシュテットに代わったラウムも、より積極的なオーバーラップを見せた。
ヴィルツに代わったザネのみが、まだ流れに乗れていない感じで、ムシアラ&ハベルツ&ギュンドアンのコンビネーションに乗れていない印象を受けた。

トーナメント1回戦 イタリアVSスイス

イタリア      0-2          スイス

試合内容 B+
MY POM OH ルベン・バルガス(スイス)

GK ドンナルンマ 6・5           ゾマー 6
CB バストーニ 5・5           アカンジ 6・5
  マンチーニ 5           シェア 5・5
SB  ダルミアン 5            ロドリゲス 6
SB   ディ・ロレンツォ 4        WB エービシャー 6
DH  ファジョーリ 3            エヌドイェ 5
CH  クリスタンテ 4        CH ジャカ 6・5
   バレッラ  5            フロイラー 7
WG エル・シャーラウィ 3・5       OH リーター 6
WG   キエーザ 5         OH バルガス 7
FW   スカマッカ 5         CF    エムボロ 6 
 

監督 スパレッティ 4・5          ヤキン 7・5

エル・シャーラウィ→ザッカーニ 5・5   リーター→ツバ― 5・5
バレッラ→レテギ 5・5          バルガス→ステルギウ 6
ダルミアン→ペッレグリーニ?       エムボロ→ドゥアー ?
クリスタンテ→カンビアーゾ        エヌドイェ→シエロ ?
ファジョーリ→フラッテージ?       エービシャー→ステフェン ?

試合前展望

似た者同士の一戦だ。
どちらもポゼッションの意欲を持ち、細かいパスワークで相手敵陣を攻める意欲を持っているも、
攻撃陣の能力不足により大量得点は期待できない。
一方、両守護神に代表されるようにお互い守備は鉄壁。
ロースコアでの展開が予想されるが、より守備の固いイタリアが有利か? PK決着もあり得る。

欠場者(イ)DFカラフィオーリ(出場停止)、DFディマルコ(負傷)  
   (ス)WBヴィドマー(出場停止)



前半、ペースを完全に握ったのはスイスだ。
イタリアは冴えない攻撃陣をテコ入れするべく、ポゼッションの軸であるジョルジーニョを捨て
より縦に早いエル・シャーラウィとキエーザを両翼に配した4バックを使ったが、
これが全く機能せず。
中盤を完全にスイスに支配され、GKドンナルンマ頼みの守勢一方に。
バルガスのアシストからフロイラーが先制点を上げ、内容どおりの1-0で前半戦を終えた。

後半になっても流れは変わらず、スイスが追加点。
その後も全くいいところなく、イタリアがスイスに完敗しベスト16で大会を去った。

スパレッティ監督の采配には疑問が残るものの、そもそも攻撃陣のタレント不足が深刻で、
まともに打てる手がなかったというのも事実かもしれない。

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