ゲーム関連

オクトパストラベラー2 感想(序盤:後日追記するかも)

前作、「オクトパストラベラー1」の正当進化系。
前作が好きな人は迷わず、買い。前作に74点をつけたんですが、本作の暫定得点は78点。
77~81点あたりのレンジに収まりそうです。


以下、良くなったところ。


・バトルスピードを2倍に設定できるようになった。→モッサリ感の軽減

・ストーリーが少し良くなった
→前作の8シナリオはプリムロゼのものぐらいしか興味が湧かなかったが、本作は全体的に水準が上がっている。

・キャラクター同士の交流が少し密になった
→戦闘中に、地味にお互いに声を掛け合ったりするのは良。クロスストーリーやパーティーチャットも良。とはいえ、個人的にはまだ物足りないけれど。

・ほぼフルボイスになった
→前作のパートボイスは、たまに台詞と合っていなかったりして気になったが、本作ではそういうことがなくなった。


といった感じ。
悪くなったところは、たまにストーリー中にオートモードになってしまうことぐらい。

全体的に前作を継承しつつ、ブラッシュアップさせたものなので大きな驚きはないけれど、
安牌RPGといった感じ。


ストーリー面についてはクリア後に最終評価を。
後は前作は終盤のバトルが大味になってしまったので、その辺がどうなっているか、くらいかな。

オクトパストラベラー 序盤感想(追記10/14)

追記部分は赤で。

序盤(主人公LV22、全員第1章終了)の感想ですが、ストーリー重視の作品以外は8割方
この時点での評価のまま、ほぼ変わらないので感想を書きます。

最初の主人公はネット情報を参考に、テリオンを選びました。

現在の暫定得点は73~80点といったところ。
少し幅はありますが、恐らく水準(70点)は超えてきて、大好き(85点以上)にはならないだろう、という感じです。

追記は、3人のストーリーの4章をクリアしたところ。
75点ぐらいですね。
ストーリーはプリムロゼ編は悪くないけど、基本的にB-のまま。
バトルは、テリオンがBP3の奥義をぶっ放すだけの戦闘になってしまって、大味で退屈に。

・ストーリー、キャラクター面  B-

毒にも薬にもならない、といった印象です。
少なくとも、読むのが苦痛になるような物語ではありませんし、嫌で嫌で仕方がない仲間キャラもいませんので、その辺のストレスはありません。
ただ、ストーリーを求めてプレイするほどのもの、でもありません。
8つのオムニバスストーリーという感じですが、特にどのストーリーも(第1章段階では)似たり寄ったりです。
また、8人の旅人たちの絆は全く感じられません。
それぞれがお互いを手助けする、互助組合的な感じでパーティーを組んでいる、と考えれば良いのかな。
誰と誰が仲が良い、とか、そういうのはなさげな気がします。


・バトル面  B+

まずまず面白いです。
というか、結構面白いんですが、雑魚敵でもそれなりにHPがあるので、複数の雑魚が出てくるとちょっと面倒くさいですかね。
FFっぽい、割と順当なRPGになっています。


・長所1(フィールドコマンド) A

この作品が一番面白いのは、街の人に色々とイタズラ(?)できることかなと思います。
特に楽しいのが、テリオンの「盗む」とアーフェンの「聞き出す」で、回復アイテムはほぼほぼ「盗む」で解決しちゃいますし。
「聞き出す」で街の人の情報を聞くのも楽しいですね。
また、「誘惑する」、「導く」で街の人を同行者にできるのも(1人しかできないのがもったいないけど)楽しいですし、「けしかける」……というかハンイットの「魔物を捕獲して、バトルで使える」という特性も楽しいです。
その意味で、テリオン→アーフェン→ハンイットと1章を進めたのも、偶然ですがとても良かったです。

冷静に考えるまでもなく、非常に狂育……教育に悪そうなゲームになっていますが、
街の人を見るや盗んで、聞き出して、たまに誘惑したりけしかけたりする。
主人公たちの通った跡はぺんぺん草1つ残らない感じになります。

・ただし、それが原因で、僕の大好きなフィールドコマンドである
「盗む・聞き出す・けしかける」のテリオン、アーフェン、ハンイットばかりのLVが上がってしまい、
残り5人とLVの格差が生まれているのはちょっと悲しいです。
街にいる時だけメンバーを変えてもいいわけですが、いちいち酒場に行くのも面倒くさいし、
LV格差ができてしまったため、結局上記3人を使うのが一番強くなってしまったんですよね……。
全員をまんべんなく育てたいプレイヤーなので、これはちょっと残念です。


☆自由度 A

本作でもう1つ楽しいのは、どこの町から冒険してもいいように作られている事です。
最初の主人公も選べますし、敵の強さはクリアしたメインミッションのLVで変動するので、本当にどこの街から回るのも自由。
それでいて、砂漠のマップ、氷のマップ、森のマップetcなどはちゃんと砂漠にいそうな敵、氷雪世界にいそうな敵(以下略)となっているのも楽しいですね。

僕は基本的にマップというのは障害物だと思っている人間なのですが(すぐ道に迷うし)、
本作では新しいマップを訪れるのが楽しい。「探索を楽しむ」という新境地を開いた気がします。

自由度とストーリーの濃さは基本的にトレードされてしまうので、その分ストーリーが薄めではありますが、これはもう仕方がないですね。


総合して、僕の好みからは少し外れるものの、良作RPGと言っていいと思います。
スクエニで例えると、バトルはFFですが、ゲーム感覚はサガシリーズの方に近いんじゃないかな。

(「ゆずってくれ」、「ころしてでもうばいとる」が、コマンドでリアルにできちゃうようになったんですねぇ。本作では気絶させるだけで殺してはいませんけど)







トライアングルストラテジー、1周目のユニット(難易度ノーマル、LV30程度)感想 2周目LV50の追記あり

こちらは、主に性能面の話になります。
強キャラ・弱キャラの格差はありますが、このゲームの真ルートでは『全員参加可能』なステージがあるので、誰一人、育てて損をするキャラはいないと思いますよ!

1周目現在でのユニット感想なので、その辺もよろしくお願いします。
仲間にならなかったキャラについては書けないよ!(全員を仲間にしたければ4周が必須)
性能評価はS~Dにしましょうか。


2周目LV50時点で評価が変わったユニットは、赤字で追記します。


☆セレノア・ウォルホート S

ストーリー面でも好青年な良主人公は、性能面でも神スペック。
攻撃・防御共に優れ、序盤から『ディレイソード』で敵の行動を遅くし、
『アラウンドソード』で範囲攻撃、単体攻撃では恐らく最強クラスの『飛鷹撃』も放てる。


☆フレデリカ・エスフロスト A+

陰謀渦巻くノゼリア世界において、物語の良心的存在。
炎魔法の威力がとにかく高く、黒魔術系ユニットの中では(現時点で仲間にいるキャラの中で)最強。
ただ、攻撃魔法はことごとくTP2を消費するので、攻撃魔法自体の使い勝手がそこまで良くないのでSには届かず。

☆ベネディクト・パスカル A

キャラの魅力については散々、物語感想のところで書いたので省略。
攻撃・防御・加速のバフを付与できる、最高のバッファー。
毎ターン、誰かを強化しているため常に仕事がある。
更にTP3を消費すれば、1ターン2回行動も付与できるので急場を切り抜ける鍵になることも。


☆ジーラ・ブレイス S

ジーラさんを使わない奴おるん!? としか言いようがない、セレノア以上に必須のキャラ。
最高のヒーラーであり、加速バフも使えるのでマジでパーティーの要。
もう誰が見ても強いし、使い方もわかりやすいし、キャラ的にも特にコメントがないので、
ある意味面白さには欠けるかも。

☆ロラン・グリンブルク C-

ストーリー的にも性能的にも、ヘイトを買ってしまうかわいそうな王子。
槍は一見強そうに思えるが、実はそれほどでもないし、何より守備が脆すぎる。
初期主要メンバー7人はロラン以外みなA以上の性能なのに、彼だけCなのも酷い。
輪をかけてひどいのが、『ロラン強制出撃&ロランが死亡すると敗北』なイベントバトルが多い点。
これのせいで、ただでさえ使えねぇロラン君は、ヘイトを買うまでになってしまっている。
一応フォローをしておけば、『行きがけの駄賃』、『突破突き』、『馬頭撃』、『龍閃』など、それなりに使えるスキルは揃っている。
ただし、それなり、である。


☆アンナ・パスカル A+

毒・睡眠をばらまける2回行動アタッカーな上、移動力・ジャンプ力もあるので宝箱回収にも便利。
序盤は2回行動を活かしてメインアタッカーも務められる。
後半は火力的にはそこまで伸びないが、毒・睡眠をばらまくデバッファーとして使える。
2回行動なので、回復アイテム2つを投げて急場も凌げるし。
回避も高めだが、このゲームで回避に頼るのは少々危険。
ストーリー的にも良い設定をしているので、ここで一つ、少しだけお茶目なシーンでもあれば萌えキャラになれただろうなと思うと残念感はある。

☆エラドール・バランタイン A+

気のいいおっちゃんにして聞き上手。
フレデリカに次いで、癒しも担当してくれる、頼れる盾ユニット。
HP・防御が高く『挑発』も持つ。
『仁王の盾』は1ターン、周囲の敵攻撃を全て無力化できるため、救世主になることも。
『体当たり』で、敵を高所から突き落とすのも気持ちいい!

☆ヒューエット・バクラ― A

高所からの射撃が得意なホークナイト。
そこまで火力は出ないものの、TP消費無しで遠距離攻撃できるのは大きい。
『暗闇の矢』で物理ユニットを片っ端から暗闇状態にできるので、デバッファーとして相当助かる。
TPに余裕があれば、『影縫いの矢』で敵を足止めするのも良い。
ロランとのイベントはなかなか良いが、さらに掘り下げてほしかった気もする。

☆コーレンティン・ジェンナー B-

初周ではルドルフかコーレンティンかを選択する事になる。
氷魔法のエキスパートだが、フレデリカと比べるとだいぶ弱い。
『氷壁の魔法』をうまく使いこなせなかったので、使いこなせる人ならば評価も変わるかもしれない。

☆ユリオ・ライトマン A-

TPを配れるバッファーとして有能。
基本は黒魔法使いのお供としてTPを配れば良いし、もちろんTPが欲しい他ユニットにTPを配る事もできる。
攻撃バフも撒けるので仕事は常にあるし、物理アタッカーとしても強くはないが、足手まといにはならない。

☆ホスハバラ・フレア B

色々な過去を抱えている、酒場のおばちゃん。彼女ももっと深堀りしてくれても良かったなと思う。
性能的には騎馬+『元気だしな!』でヒーラーもこなせ、防御もやや高めの優秀なユニット。
『押し出し』でノックバックも狙える。
ただし、アタッカーとしてもヒーラーとしてもガーダーとしてもサブどまりなので、器用貧乏とも言える。
ホスハバラにしかできない事はないが、入れるユニットを迷ったときはとりあえず入れておいても良い。

☆ナルヴ・オパーリン B+

攻撃も回復もこなせる魔法使いで、攻撃だけで4属性の魔法を使いこなせる優秀なユニット。
ただし、単純火力ではフレデリカに劣り、回復力ではジーラに劣るのと、
黒魔導士ユニット共通の弱点として、防御面が脆い。
とはいえ、フレデリカ、ジーラはほぼスタメン固定だろうと思うので、次点の魔導士ユニットとして出番はそれなりに多そう。
特にロランルートではフレデリカが抜けるため、ナルヴが黒魔法のエースになれそう。


☆メディナ・アリウム  B~S

回復アイテムのスペシャリストで、更にTPも付与できるユニット。
回復アイテムが潤沢に買えるなら、ジーラを超える第一ヒーラーの座も夢ではなさそう。
が、1周目のセレノア軍は金欠であり、回復アイテムを大量に買う余裕はない。

回復アイテムが大量にあるならS評価になるが、金欠セレノア軍では回復アイテムは要所でしか使えないのでB評価。ポテンシャルは無限大。
あと、地味にかわいい。

2周目LV50になってもセレノア軍の金欠は変わらずw 
ただ、一番安い回復アイテムを90個買っておくだけでも、メディナの真骨頂は引き出せますね。



☆イェンス・メイカー  C

崖に梯子をかけられる、シミュレーションRPGならではの唯一無二な性能。
移動面で困っている時の、ほぼ唯一の解決策になりうる逸材。
だが、移動面で困っていないステージでは、ほぼ役に立たない。
『眠らせブロウ』や『遅らせネット』で、サポート程度には使えるか……。
要するに戦闘面で弱いのだが、もしもの時のために育てておきたい気もする。
崖に梯子さえかけちゃえば、後は死んでも良い気もするが……。

☆フラナガン・グルート B

ぱっと見ものすごく強そうに思えるが、そこまでは強くない。
とはいえ、まずまず役に立つ。
エラドールに次ぐ防御力とホークナイトならではの移動力、『ホークアサルト』で範囲攻撃もこなせるし、『シールドバッシュ』で怒りを付与することもできる。
ただ、エラドール以上に魔法に弱いので、ガッツリ頼れるとは言えない。
あくまでサブガーダー。

☆ライオネル・カピタ C→B-

ぱっと見、全然役に立たなそうに見えるし、実際弱い。人格的にもかなりヤバそう。
彼の真骨頂は『神経を逆撫でする』で、怒りを付与できる事。
敵魔導士を無力化できるという意味で強力なため、魔導士の群れに困った時には起用するのも良い。
ただ、そのためだけに起用する価値があるかどうか。
『離反をそそのかす』は決まれば楽しいロマン砲だが、成功率は2~3割。

『退屈な演説』が結構使える。

☆グローマ・ユルギナ D+

RPGでおばあちゃんユニットって、割と珍しくないですか?
回避力はアンナ以上らしいのだが、このゲームはどれだけ回避が高くても割と当たってしまうので、
弱い。
回避盾が強いゲームでなら相当強かっただろうに、残念。

☆ピコレッタ A-

TP3で、敵の攻撃を惹きつける『デコイ』が唯一無二。
守備の弱い魔導士ユニットや、敵と味方が乱戦しているところにデコイを送り込むだけで、
敵の攻撃を2~4発は受け止めてくれるし、TPが回復すればまたデコイを送り込める。

やることはそれだけなので、TPを貯めている間は安全な場所で暇を持て余すが、デコイだけでユニット枠1つを使う価値はある。

☆アーチボルト・ギノ B

攻撃に特化したスナイパー。
遠距離からそれなりに強力な矢を撃ち込めるので強いといえば強いが、デバフをばら撒けるわけでもなく、守備面は脆いので意外と使いづらい。
単純火力だけを見ればパーティーでも上位なので、使えない事はないのだが。
『万里矢』は超遠距離の敵にも撃ち込めるが、TP3の負担は大きい。


☆エザナ・クリンカ D+

サブキャラの中ではエピソードに恵まれており、魅力的な女性。
が、弱い。
雷魔法がほぼ唯一の武器で、威力は強力なのだが、単体攻撃でありTP2消費のため二軍に周りがち。

☆コーデリア・グリンブルク B-~A+

回復魔法が使える第二のヒーラーきたぁぁぁぁと思いきや、ジーラさんと比べて『ヒール』はTP2消費だし、ジーラさんよりも脆いし、あまり使いやすいとは言えない。
固い分、ホスハバラさんの方が第二ヒーラーとして使いやすい、まであるかもしれない。
真ルートではパーティーを3つに分けて進むらしいので、ジーラさんのいないパーティーで重宝するのは確実ではあるので、それを考えればA+やSでも良いが、普段はB-。
あと、かわいい。更にイベントで深堀してほしかった気もするけど。
『オーバーヒール』は唯一無二。

☆ミロ・ユーウェル C???→

コーデリア、トリッシュ、トラヴィス、ミロの中で1周につき1人だけ仲間にできる。
私の1周目はコーデリアを選んだので正確な評価はできないが、ゲストユニットとして3~4ステージ使えるので、その限られた使用での感想。

これだけは言えるのが、セクシーダイナマイトすぎるので、エロさはSクラス。
移動力が高めなのと、毒を撒けるのは使えそうだが、毒を撒くだけならアンナがいるんだよなぁ。
正式加入したら、きちんと使って性能を確かめたいところ。

2周目で正式加入。毒だけでなく、魅惑、麻痺もばら撒けるのは強い。意外に物理攻撃も高い。

ここから2周目正式加入組。


☆ルドルフ  B-

弓使いの中では一番弱いような気がするが『眠らせ矢』は使える。
コーレンティンとの二択で考えると、コーレンティンの方が強いか。

☆マウスウェル A+

完全にロランの上位互換。槍騎士の理想。

☆デシマル B-

算術士ゆえ、条件が揃った時の複数攻撃は魅力。だが、なかなか条件は揃わない。
健気でかわいいポンコツからくり。

☆コハク  C+

時魔導士さん。『時間圧縮』でヘイストをかけるのと、『時間追撃』で1ターン後に敵を追撃する。
ピンチの時にポジションを交換するなど、色々技はあるが使うかと聞かれると……。

☆ジバンナ D

間違いなく本作中、最弱ユニットの風水師。ロラン君と違って、使わなければ良いだけなので、叩くほどのこともないが……。

☆アヴローラ A

遅れてやってきたコーデリアの姫騎士。キャラクターとしてはおいしいポジションなので、主従ともに更に活躍してほしかったところ。
戦闘面でも最後に加わるためか、既に完成されている。

トライアングルストラテジー1周目 フレデリカ√感想

本作は『シミュレーションRPG』というジャンルの中で、自分史上1位の作品になりました。

恐ろしく重厚な歴史絵巻。
常に厳しい選択を迫られる緊迫感・葛藤、テーマ性もバッチリでリアリティに溢れた作品に仕上がっています。
それだけに、プレイしていて(心が)疲れるという面もありますが、
それ以上に先が気になったり、選択を後悔して打ちのめされたり、色々考えさせられたりしました。

この記事ではストーリーの事をメインに書きますが、バトル面においても非常にシビアながらギリギリで勝てる難易度、音楽等も優れておりゲームとしてのトータルバランスも素晴らしいです。


☆序盤の情勢(第1話~6話)

本作の舞台となる『ノゼリア』は、海がない内陸の土地で、そこに3つの国がひしめいています。
主人公セレノアは、『グリンブルフ王国』御三家の筆頭。第一の家臣のような立場です。
このセレノアに、西の『エスフロスト公国』からフレデリカ王女が政略結婚にやってくるところから始まります。
折しも、グリンブルフ王国領土で見つかった、『ノゼリア新鉱山』を巡って
東の『ハイサンド教国』も含めた3か国が共同で採掘を行なうという、3国の団結をもたらす大きなイベントも行われ、平和ムードが流れます。

そこで起こったのが、突然のエスフロスト公国の侵略。騙し討ちのような形で
グリンブルフ国王レグナと第一王子フラニを暗殺し、ノゼリア新鉱山と王都を手中に収めたのでした。
セレノアは、親友でもあるグリンブルフ第二王子ロランを連れて、執事のベネディクトや許嫁のフレデリカらと逃亡。
ここから、厳しい試練が次々とセレノアたちを待ち受ける事になります。


ここで、国について少し整理を。


・エスフロスト公国
リーダーはグスタドルフ総帥。極めて冷酷で、頭脳の切れる男です。
元々、鉄を多く産出する土地柄で、自由を理念とする国家。
しかしその実態は、『他国を踏みにじる自由』すらも視野に入れている弱肉強食の国家。
とはいえ、グスタドルフは善政を敷いており、国民は自由を謳歌しています。

セレノアに嫁いだフレデリカは、グスタドルフの異母妹。
ですが、フレデリカは異民族『ローゼル族』の母から生まれているため、エスフロスト内での立場は弱くなっています。


・ハイサンド教国
内地では極めて希少な『塩』を独占し、塩税をかけることでノゼリア全土に影響を持つ宗教国家。
『塩の女神』教を国教とし、教皇も含めた『七聖人』が統治しています。
理念は『平等』。塩税により潤うハイサンドは、市民が皆、豊かに暮らしています。
ただし、被差別種族である『ローゼル族』だけは別。
塩を産出する唯一の湖にて、『ローゼル族』の奴隷労働で塩を掘り出すことで国の経済は回っています。


・グリンブルフ王国
序盤の印象では、よくRPGにありそうな普通の王国。
ですが、古い国家のためか因習や伝統が幅を効かせ、王党派と呼ばれる腐敗貴族パトリアトが私腹を肥やしており、国民生活が(他2国に比べ)貧しいことが中盤になると判明します。
また、御三家も一枚岩ではありません。
ハイサンド教国を脱出してきたローゼル族が集落を作り、平和に暮らしています。


☆第7話~10話

本拠地ウォルホート領に逃げ込んだセレノアに、エスフロストの追手が。
『ロラン王子を差し出せ』という要求を突き付けてきます。
ここで選択肢が現れ、私は『ロラン王子を守る』を選びました。
エスフロストは恐ろしいですが、まぁ当然の選択だと思います。
強大なエスフロスト将軍アヴローラを迎撃するために、
執事ベネディクトが打った策は『街を火で包み、敵兵ごと殲滅する』というもの。
この焦土作戦は行わなくてもクリアできるらしいのですが、焦土作戦を使わないと極めて厳しい戦いになります。

……つまり、ロラン王子を差し出せば、ウォルホート領民は家を焼かれずに済んだわけです。
もちろんそうなると、エスフロスト公国に全面的に屈服する事になるわけですが……これは本当に正しい選択だったのか。
この辺りから、このゲームの『容赦のなさ』が牙を剥きます。

大きな犠牲を払ってロラン王子を守り抜いたセレノアの下に、グリンブルフ御三家の一人、テリオール家が接触をしてきます。
このテリオールは王家への忠誠心の低い、胡散臭い人物。国王が急襲された際も、御三家の中で唯一助けるために兵も動かしませんでした。
そんなテリオール家ですが、完全孤立しているセレノアは猫の手でも借りたい状況。
ベネディクトの、『テリオール家とお互いに利用し合えば良い』という助言にも納得感があり、
テリオール家の差し出した手を取ります。
すると案の定、テリオール家はセレノアたちを裏切り、ロラン王子をエスフロスト公国に売り渡そうとしてきました。何とか返り討ちにします。本当に孤立無援です。

そこに、今度はハイサンド教国の七聖人ソルスレイが接触してきます。
条件は、ソルスレイ個人の私腹を肥やす、塩の密売に加担する事。
個人的にはそのぐらいならお安い御用、と思ったんですが
頭の切れるベネディクトが『告発すべき』と仰るので、告発する事にしました。

本作では人道主義的で理想論を説くフレデリカと、現実主義的で功利的なベネディクトの主張が対立するシーンが多いです。
本心ではフレデリカの提案を選びたいけれど、生き残るためにはベネディクトの案を取った方が安全、というような。
なのでベネディクトまでが告発すべきなどというなら、勝算はあるんですよね? 頼みましたよ、爺や!
というわけでソルスレイの提案を断ると、普通に襲い掛かってきます。これも何とか撃退。

なお、この後ハイサンド教国に乗り混んでソルスレイを告発するも失敗w 
攻略サイトを使えば告発成功も行けるんですが、攻略サイトなしで告発成功は難しいです。
ソルスレイと決闘することになり、またも何とか勝利。
ハイサンド教国は、セレノアの主張を受け入れる事になりました。
が、条件は『グリンブルフ領内の、ローゼル族の集落をハイサンドに差し出せ』というもの。

自領の少数民族ローゼル族を差し出せば、セレノアたちはハイサンドの庇護が得られます。
が、それはイコール、ローゼル族を奴隷労働に差し出すということになりますよね。
ハイサンドのローゼル族弾圧は酷く、強制労働の末、過労死することで『罪深いローゼル族の贖罪が為される』というもの。
しかもその死体を軍事利用し、魔法爆弾や生体兵器を作っている事も、終盤明かされます。


☆第11話~15話

セレノアは『ローゼル族を差し出さない』事にしました。
無謀だとも思ったのですが、ここでローゼル族を差し出すような領主なら、
もうそれは統治者の資格がない、と考えたからです。
これは、譲歩できるラインではないと考えました。
当然、ハイサンドの息がかかった勢力(テオドール家さん)に襲われ、これは何とか撃退しますが、
遅れてハイサンド本隊が到着します。
ローゼル族の街を探索し、長老が隠している『岩塩』を手に入れない限りバッドエンドになりますが、
ここはそこまでは難易度が高くないです(塩の密売告発の方が難しい)。

この『岩塩』は、30年前、ローゼル族解放運動を推進したフレデリカの母オルレアが、
ハイサンド教国が隠し持っていた岩塩を一部奪ってきたものでした。
塩の女神像の中に、岩塩が隠されていたのです。
この岩塩を公表しない事を条件に、ハイサンド軍は一旦引き上げ、協力も取り付けられました。


ハイサンドがくれた試作品の魔法爆弾を1個譲り受け、セレノアたちは、エスフロスト公国に奪われたグリンブルフ王都を奪還することに決めました。

ここでは3つの案が出されます。
冷徹なベネディクト爺やの計略は、爆弾で水門を破壊して王都を水攻めにし、攻め込むというもの。
理想主義者のフレデリカは、爆弾で王都への橋を破壊して王都を孤立させ、交渉に持ち込もうというもの。
ロラン王子の計は、王家だけが知っている秘密通路を使って城の中枢に侵入し、囚われ傀儡にされていたロラン王子の妹コーデリアを救出すると共に、エスフロストの要人を暗殺するというもの。

私はロラン案を選びました。
私もエスフロストのグスタドルフに対する憎しみは強かったので、エスフロスト要人の暗殺が一番心に適っていたこと。エスフロストとの交渉など論外です。
焦土作戦で街に被害を出しているため、更に水攻めで住民を苦しめるには忍びない事が理由です。
この戦いで、グスタドルフの(クソ)弟と(クソ)妹を戦死させ、少しだけ溜飲が下がりました。
王都も、グリンブルフの下に戻ってきて、ロランが王に即位しました。

ここで大事な選択肢。

①長い間意識不明になっていたセレノアの父、シモンが目を覚ましたため、シモンに会いに行く
②腐敗政治家がはびこる王都に留まり、腐敗政治家を取り締まる
③盗賊に襲われているローゼル集落を助けに行く

①はないな、と思いました。顔なんていつでも見せに行けますしね。
というわけで、残り2つを考えた末に②を選択。

王都グリンブルフは、ハイサンド教国からの支援を受けているのに、その大部分が腐敗政治家パトリアトの懐に入ってしまい、民たちの下に届かなくなっていました。
更に、エスフロスト公国の『自由』を重んじる支配により、ロランが戻ってきてむしろ生活が苦しくなったという民の怨嗟の声が溢れていました。
パトリアトを取り除かない限り、王と民の間の関係が破壊されてしまいます。

そこでパトリアトを取り締まると、自棄になったパトリアトが襲い掛かってきて街中で戦闘に。
パトリアトを無事処刑すると、住民たちは恐れおののき、更に王と民の間の距離が広がってしまいます。
「ロランなんて戻ってこなければよかった」と住民たちに言われ、ロラン王は自信もやる気も失ってしまいました。

その頃、セレノアの父シモンはパトリアトの手の者に暗殺されていたり、
ローゼル族の集落から、フレデリカの母オルレアが遺した伝承本を入手したりしていたのでした。


☆第16話~終わり

物語の冒頭、エスフロストが突如グリンブルフに侵攻したのは、
ノゼリア新鉱山にて岩塩が発掘されたことが理由でした。
塩の独占で国力を富ませていたハイサンドが新鉱山を奪う前に、
エスフロストが岩塩を奪ってしまえば、ハイサンドへ塩税を支払う必要もなく、
それどころかハイサンドとの戦争にも耐えうる塩の備蓄を得る事ができる。

なぜノゼリア新鉱山にエスフロストがこだわるのか、疑問に思ったセレノアたちは新鉱山を奪い返し、そこで岩塩を手に入れる事ができました。

ここで、最後の重要な選択が。


・父と兄の敵であるエスフロストを滅ぼすために、ハイサンド教国に領土を受け渡すロラン案。
ハイサンドの従属を受け入れるなら、当然ローゼル族の集落もハイサンドに受け渡すことになる。

・ハイサンド教国にノゼリア新鉱山を奪われたら、ハイサンド一強になる。エスフロストと和解し、ハイサンドと対決するベネディクト案。
そのためにはエスフロストを憎むロランを排除し、セレノアがグリンブルフのリーダーになる必要がある。

・『塩は女神が与えた恵み。ハイサンドの塩の女神教の信徒にのみ与えられ、罪深きローゼル族は贖罪のため永遠に働かされ続ける』という『塩の女神教』の欺瞞を暴き、
ローゼル族をハイサンドの支配から解放するフレデリカ案。
伝承では、南の地にローゼル族の故郷があり、そこでは『海』から塩が採れるという。


ロラン案は、ありえないと感じました。
元々私は、『ローゼル族を見捨てるような領主には、国を治める資格がない』と、前にも考え、ハイサンドの脅迫から彼らを守った過去があるからです。
エスフロストが許せない気持ちはわかりますが、エスフロストへの復讐を果たすために、
ローゼル族を差し出すというのはあり得ません。

残りの二つは迷いました。


ローゼル族を救うならフレデリカ案ですが、長期的に見ればベネディクト案でも救えそうに思えます。
ただしこの、エスフロストとハイサンドの間で綱渡りをする、グリンブルフのリーダーという重責に私は疲れてしまいました。国民からも歓迎されてないしw
なので、現実逃避的な選択でありながらローゼル族を救う、フレデリカ案を採りました。

結果、フレデリカたちはローゼル族を救うことに成功。
数年後。
皆を助けるためセレノアは犠牲になりました。
グリンブルフ王国やウォルホート量は消滅してしまいました。
ですが、ローゼル族と(セレノア・ベネディクトを除く)仲間たちは新天地で平和を謳歌していました。
ハイサンドとエスフロストの二大強国が、終わりなき戦争を続けるノゼリアを後にして。



と、いうのがフレデリカ√のストーリーです。
何かを護るためには、何かを犠牲にしなければならない。
良かれと思って選んだことが、悪い結果を生んでしまう。
信じた人には裏切られ、救おうとした人には恨まれる。
そんなままならない現実を、3か国の軍記モノに託して描かれた名作でした。

キャラクター的にも色々好きなキャラはいますが、
やはりベネディクトのキャラが秀逸でした。

主人公の面倒を見てくれる『爺や』、セバスチャン的な役なのに、
こんな冷酷で、頭脳明晰で、陰謀家な爺やは見たことがない!!
名軍師というか、かなりダークサイドに堕ちたダークヒーロー的なイケオジでした。

それと対称をなすフレデリカは、甘い夢を見る楽天家で、時には苛々することもあるものの、
やはり『理想』というもの、『人として、譲れない最低限のもの』は持ち続けたいと感じました。
ベネディクトとフレデリカ、この二人が揃ってこそのウォルホート家だったなとつくづく思ったので、フレデリカ√でベネディクトが去ってしまったのは悲しかったです。
ですが、ベネディクトが推し進める血で血を洗う修羅の道に、私の心はついていけなくなってしまったのでした。

ロランは……悪い奴ではないんですが、最後で大きく失点したな、と。
感情的にはよくわかるんですが、王の器ではなかったなと感じました。

トライアングルストラテジーやってます

非常に、面白いです。
久々に、こんなに惹きつけられるRPG作品に出会いました。

本作の特徴は何と言ってもシビアな『選択』の数々。
西にエスフロスト(鉄を産出)、東にハイサンド(塩を産出)という国家に挟まれているグリンブルク。
立ち位置からも、資源にあまり恵まれていなさそうなことからも既にヤバいグリンブルクですが、
隣国エスフロストから政略結婚が持ちかけられてきます。
更に、三ヵ国共同での鉱山採掘という記念イベントを通して、三国の平和はより一層固まっていく……というのが序盤の流れだけど……そんなはずはないんだよなぁ。

ハイサンド教国は、『皆が平等』を謳い文句にしておきながら、ローレル族に奴隷労働をさせ、その労働力で他の国民が平等に暮らしているという古代アテネみたいな胡散臭い国ですが……。

恐ろしいのがエスフロスト。
自分から政略結婚として(要らない)王女を嫁がせておいて、記念イベントの最中にグリンブルフ王やその王子を暗殺。グリンブルフ領を占領してしまいます。
こんなえげつないクズ野郎は、フィクションでは久しぶりに見たぜ……。

このゲームの真骨頂は、そのエスフロストからグリンブルフ第二王子ロランを引き渡せ、と迫られる場面。
親友でもあり、主君でもあるロランを引き渡す、という最低の外道行為をエスフロストは主人公に要求してきます。
エスフロスト軍は強大で、ロランを引き渡さざるを得ないのか、しかし何とか立ち向かえないものだろうか……という『正義』と『現実』の間で悩むぐらいは普通の作品にもよくあること。

ですが、本作ではロランを守ろうとすると町が戦場になり、民が困窮します。
おまけにエスフロスト軍のアヴローラがめちゃくちゃ強い。
そこでこちらが取った手段は、街を焼き払い、敵兵もろとも灰燼に帰す焦土作戦。
民にとっては、実に迷惑な話です。

親友を守ろうとすれば、民を犠牲にせざるを得ず、
民を守ろうとすれば、裏切り者として親友であり主君であるロランを敵に売り渡すという、
シビアな選択を迫られる……本作の容赦のなさに、戦慄しました。

その後も「運命の選択」を迫られていきますが、本当に『善意のみで動いてくれる勢力』がいないw
裏切りあり、腹に一物あり、利用し、利用される戦乱の世界を、
主人公は何とか生き延びていけるのか。

これは、徹夜ゲーですわ……。
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ