2006W杯

決勝の前に

平均採点なぞを出してみました。

<イタリア>  
                 平均採点   試合数

     <決勝の予想スタメン>

GK  ジャン・ルイジ・ブッフォン 70      6

CB  ファビオ・カンナバーロ   61・6     6
    マルコ・マテラッツィ     53・3     3
SB  ジャンルカ・ザンブロッタ  63      5
    ファビオ・グロッソ     63        5

DH  ジェンナーロ・ガットゥーゾ 61・25     4
CH  アンドレア・ピルロ     65       6
    シモーネ・ペッロッタ    53・3      6
SH  マウロ・カモラネージ    51・6      3
OH  フランチェスコ・トッティ  55        5

CF  ルカ・トニ         54       5

<その他のメンバー>

DH  ダニエレ・デ・ロッシ    0        2
CF  アルベルト・ジラルディーノ 55       4
CB  アレッサンドロ・ネスタ   55       3
SB  クリスチャン・ザッカルド  50       2


<フランス:注 トーゴ戦は未採点>

GK  ファビアン・バルテズ    64       5

CB  リリアン・テュラム     53       5
    ウィリアム・ギャラス    59       5
SB  ウィリー・サニョール    58       5
    エリック・アビダル     52       5

DH  クロード・マケレレ     60       5
CH  パトリック・ビエイラ    63       5
SH  フロラン・マルダ      52・5     4
    フランク・リベリー     66・25     4
OH  ジネディーヌ・ジダン    63       5
CF  ティエリ・アンリ      59       5

<その他のメンバー>

SH  シルバン・ヴィルトール   62・5     


こうしてみると守備陣はイタリアの方が数値が良く、攻撃陣はフランスの方がやや良いような。
後はフランスはスタメンがほぼ固定されているんですね。イタリアはいろんな選手を使っているようだけど。


それにしても、6試合平均で70点のブッフォンは神です。というか、65点でも神だと思うのだけど。


点数づけの基準は全く説明していませんでしたけど、40点未満は汚いファウルや酷いミスが無い限りつきません。


40点……(攻撃)存在感無さすぎ。(守備)穴。
50点……普通。
60点……(フィールド)組織として機能している。
(GK)危なげのないセーブ。シュートが全く飛んでこなくて、完封した時も60点にしています。

70点以上……個人として目だった働きがあった。

くらいに思ってください。


交代出場の選手に関しては、100点満点ではなくAとかBなどのアルファベットで採点しています。これは、出場時間が短いとほかのスタメンの選手と同じ採点の仕方が出来ないからです。
ただし、45分以上出場した選手は普通の100点満点でつけています。

まぁ、A=70点以上 B=60点くらい C=50点くらい D=40点くらい
と考えていただければいいかなと。

ドイツVSポルトガル

負傷(ド)CBメルテザッカー

得点(ド)シュバインシュタイガー、OG(ペチート)、シュバインシュタイガー
(ポ)ヌーノ・ゴメス(フィーゴ)

試合内容 B


   ドイツ           ポルトガル

         3-1

GK カーン(75)        リカルド(60)
DF ノボトニー(55)      リカルド・コスタ(45)
   メッツェルダー(50)    メイラ(50)
   ラーム(60)        パウロ・フェレイラ(50)
   ヤンセン(50)       バレンテ(55)
   ケール(60)        コスティーニャ(60)
   フリングス(40)      マニシェ(50)
   シュナイダー(50)     デコ(50)
   シュバインシュタイガー(85) シモン(55)
   クローゼ(55)       クリスティアーノ・ロナウド(60)
   ポドルスキー(60)     パウレタ(55)

監督 クリンスマン B      フェリペ・スコラーリ B

   クローゼ→ノイビル B-  コスティーニャ→ペチート(45)
   ポドルスキー→ハンケ B- バレンテ→ヌーノ・ゴメス B+
                      パウレタ→フィーゴ B+
シュバインシュタイガー→ヒツルスペルガー B-

主審 上川(日本) C-

MVP SH バスティアン・シュバインシュタイガー(85)(ドイツ)


シュバ坊爆発!!
準決勝のイタリア戦はスタメンから外れたシュバ坊。戦術的な判断かと思っていたのですが、どうやら疲労が溜まっていたための措置だったようで。
1試合分休んで元気になったシュバ坊が2得点+1得点(ペチートのOGは、シュバインシュタイガーのシュートをクリアしようとしたもの)の大活躍!
この試合、得点王を争うクローゼに注目していたのですが、終わってみればシュバインシュタイガーがおいしいところを全て持っていきました。

今大会初登場のカーン様も、相変わらずの存在感を披露。私はこの大会をレーマンで乗り切った判断を間違いだとは思っていませんが、カーンに比べると存在感というか”オーラ”がまだ、レーマン先生からは出ていないんだよなぁ。


ポルトガルも良いサッカーをしたのですが、残念。
ひとつ苦言を呈すると、クリロナ、ダイブしすぎ。普段からわざと倒れていると、肝心な時にとってもらえなくなる気がします。
シミュレーションのブラックリストに載ったりしたら、もったいないって。才能ある選手なんだからさ。


そんなわけで、3位ドイツ、4位ポルトガルということでした。
明日は決勝。(生で観られるかはわかりませんが)いよいよ最終決戦です。


イタリア対フランス。ややイタリア有利かなとは思いますが、
優勝確率55パー対45パーくらいであまり差は無いと思っています。
個人的にはフランスを応援しますが。


トーナメント1回戦でスペインを破り、準決勝でポルトガルを破り、決勝でイタリアを破ったユーロ2000と、シナリオが非常に似通っているので、その再現を期待したいところです。
   

期待はずれ&ワーストプレイヤー

*暴言を吐くつもりはありませんが、気分を害される可能性のある方は見ないことをお勧めします。


<GK>

ゼリコ・カラッチ(オーストラリア)

GKのミスが少なかった今大会において、クロアチア戦でのカラッチのミスは一際目立ってしまった。
負けなかったから良かったようなものの……負けていたら戦犯確実だった。


<DF>

ラフマン・レザエイ(イラン)

その瞬間までメキシコの攻勢をじっと耐えてきたイラン。彼の致命的なパスミスがメキシコFWブラーボに渡るまでは、健闘を見せていたのに……。


サミュエル・クフォー(ガーナ)

ガーナで最も有名なDFである彼は、イタリア戦で散々なパフォーマンスに終始。バックパスのミスをするわ、ラフプレイを見舞うわ……。次戦のチェコ戦、ガーナはアップセットを起こしその勢いのままベスト16にまで進出する。
だが、そんなガーナの11人の中にクフォーの姿はなかった。


アルネ・フリートリヒ(ドイツ)

コスタリカ戦の2失点は彼のオフサイドトラップのミス、
アルゼンチン戦の2失点目は、彼の怠慢が生んだ失点だった。
3位決定戦を除くと4失点しかしていないドイツで、3失点が彼のミス絡みとは……。

アレッサンドロ・ネスタ(イタリア)

なんと不運な男なのだろう。ワールドカップの度に彼は負傷に倒れてしまう。取り立てて普段から負傷が多い選手というわけでもないのに。
期待はずれと呼ぶのは心苦しいが、今回で3回目。
94年のバレージも含めると、イタリアの守備の要が負傷で倒れるのは4大会連続。
「またかよ」と言うのが正直な感想だ。一日も早く治りますように。

ヨン・ハイティンガ(オランダ)

目を疑うようなシーンだった。
ドロップボールでは相手に返すのがごく当たり前のマナーだ。返さない場合も、後方でボールを回し、相手の準備が整うのを待ってからゆっくりと攻め入るのがマナーだ。
これは「おはよう」と声をかけられて「おはよう」と返したり、悪いことをしたら「ごめんなさい」と謝る……そんな次元の話だ。確かに、それを守らなかったからと言って、罪には問われない。だがこれは、皆が気持ちよく過ごすための最低限のマナーなのだ。

ハイティンガは相手にボールを返さないどころか、いきなりポルトガルゴールに向かってドリブル突破を敢行した。隙を突かれたポルトガルは当然守備の組織が整っていない。仕方なくデコが後方からハイティンガを蹴りつけて止めると、イワノフ主審はデコにのみイエローカードを出した。
……ただでさえ荒れ気味だった試合だが、ハイティンガの蛮行によって戦争となった瞬間である。
今大会最悪のDQN。



<MF>

ロナウジーニョ(ブラジル)

彼が取り立てて悪かったわけではない。
だが、大会前には今大会のMVP候補筆頭だったこと考えると、あまりにインパクトが無かった。世界最高の選手というのは錯覚で、未だジダンを超えてはいなかったということか。4年後こそは、彼の笑顔が見たい。

ダニエレ・デロッシ(イタリア)

ロナウジーニョが期待はずれの代表格なら、デロッシは真の意味でのワーストプレイヤーだ。アメリカのマクブライドに肘うちをかまして4試合出場停止。普段、こういったことには必ず抗議をするイタリアサッカー協会も、今度ばかりは抗議をしなかった。その事実が、デロッシの愚考の大きさを浮かび上がらせている。

フランク・ランパード(イングランド)

彼もまた期待はずれだった。攻守共にジェラードと完全に役割が被り、輝きを放つことができなかった。武器であるミドルシュートすら、ジョーコールにお株を奪われる始末。
プレミア最優秀プレイヤーは何のインパクトも与えぬまま、大会を終えた。

ヤン・ポラク(チェコ)

勝利しかないイタリア戦。前半40分の彼のラフプレイで、全てが終わった。いくらなんでもキレるのが早すぎやしないか?


ティム・ボロウスキ(ドイツ)


アルゼンチン戦で、相手選手を挑発。乱闘を引き起こした張本人である。この乱闘でドイツはフリングスが出場停止。イタリア戦をフリングス抜きで戦ったドイツは敗北を喫した。
2年ほど前、所属のブレーメンでもバレンシアとの試合で相手を挑発し、乱闘を引き起こした彼。これで懲りてくれればいいのだが。

<FW>

ペトロ・パウレタ(ポルトガル)

弱いものいじめの王者である。今回も欧州予選では12試合で11ゴールという驚きのパフォーマンスを見せた。だが、本番では頼りないのもこれまで通り。結局アンゴラ戦での1ゴールに終わった。……1トップを敷くポルトガルの不動のエースが1ゴールでは……。

アドリアーノ(ブラジル)

期待はずれを超えて、足手まといにしかならなかった。体のキレは悪く、全く動けないために味方のスペースを消してしまう。好調なときには良い方向に出るエゴの強さも、今大会ではせkっかくの得点チャンスを無駄に潰すだけだった。

ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン)

彼もまた期待はずれ。ベスト16と一定の成績を収めたスウェーデンだが、実にパッとしない戦いぶりだった。

ルート・ファンニステルローイ(オランダ)

期待はずれ。コートジボアール戦で一瞬だけ煌きゴールを挙げたが、結局それだけだった。

アンドリー・シェフチェンコ(ウクライナ)

チュニジア戦の“演技”は、ウクライナを救う貴重な貴重な1点に繋がった。だが、私はこのような詐欺師であるシェバを見たいのではない。優秀なストライカーであるシェバを見たいのだ。

ウェイン・ルーニー(イングランド)

8年前のベッカムを髣髴とさせる愚かな退場劇だった。だが、より問題なのは彼に全く反省した様子の無いことだ。ルーニーはこんな愚行をもう何度も繰り返している、常習犯だというのに。
イングランドメディアも、「仕方が無い」「運が無かった」などと、何故か彼には甘く……。
ベッカムは8年前の退場を反省し、一段上の選手へと成長を遂げた。だが、ルーニーには期待しない方が良さそうだ。8年後もワールドカップで退場しているシーンが目に浮かぶようである。

柳沢(日本)

日本ファンとして一応入れておこうか。目を瞑っていても入れられる、松葉杖をついていても入れられるなど、散々な叩かれようだった。もっとも、決定的チャンスが1度しかなかった、という方がより問題なのだが。

<監督>

スベン・ゴラン・エリクソン(イングランド)

今大会のワースト監督だろう。ルーニー、オーウェンが負傷を抱えているというのに、FWの枠を1枚削り、新鋭ウォルコットをメンバー入りさせた彼。ウォルコットを使うのかなと思えば、ただベンチに座らせているだけ。それは消化試合でも例外ではなく、その消化試合に出場させたオーウェンが負傷するというおまけつき。
リスクマネジメントも皆無で、オーウェンが1人負傷しただけでFW陣は実質ルーニー、クラウチの2枚のみという緊急事態に。
メジャー大会では2002のブラジル、2004のポルトガル、そして今回のポルトガルと3回連続でスコラーリ監督に敗れているが、さもありなん。スコラーリはリスクマネジメントの達人である。エリクソンでは足元にも及ばない。

ホセ・ペケルマン(アルゼンチン)


リケルメ中心のサッカーを推し進めてきた彼。その甲斐あって、目にも鮮やかで華麗なチームを大会に送り出してきた。それがペケルマンの功績だ。
一方、ドイツ戦でリードを奪うと、守りを固めるためにあろうことかリケルメを下げてしまう。リケルメが下がって3分後、同点に追いつかれたアルゼンチンに攻め手はもう残されていなかった。

カルロス・アルベルト・パレイラ(ブラジル)

メディアに踊らされた不運な監督である。94年大会時は、守備を重視したサッカーで優勝したにも関わらず、ブラジルでは批判を浴びた。「面白くない」という理由である。
今大会を臨むに当たって、国内メディアはカルテット・マジコ……「ロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカー」の同時起用を要求した。
だが、攻撃的な選手をたくさん投入すれば、試合が面白くなるというものではない。それどころか攻撃は前の4人任せになってしまった。守備をしない選手が3人もピッチにいたため(ロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ)攻撃と守備が完全に分業になってしまったのである。
焦ったパレイラは、国民の要求を押し切ってフランス戦で本来彼がやりたかった形に戻す。
アドリアーノを引っ込め、ジルベルト・シルバを投入。守備的な選手を増やしたのだ。
だが、不運にもこれが機能せず、ブラジルはフランスに敗れてしまう。
国民の要求に応えながら美しいサッカーが出来なかったブラジル。そして国民の要求を拒んで、負けてしまったブラジル。……パレイラに非難の声が集中したのは言うまでも無い。

マルコ・ファンバステン(オランダ)

監督では珍しい、期待はずれのカテゴリでのノミネートである。彼は決して失策を打ったわけではない。敗退も彼の責任ではない。
だが彼の作ったオランダは美しくなかった。最後には乱闘のような形で敗れてしまった。それも、オランダが原因を作った乱闘で、だ。
日本のメディアでは、彼の作ったオランダ代表がいかに美しくいかに強いかを、何度も取り上げていた。それを鵜呑みにしてしまった1ファンの愚痴、と思っていただきたい。

ジーコ(日本)

彼に関しては皆が散々叩いているだろうし、私は彼にそこまで責任があるとは思っていないので、手短に。大黒の投入が遅すぎる。

<おまけ>

トーゴ選手一同

国民の平均年収の200倍に当たるボーナスを要求し、それが払われなければボイコットも辞さないと表明した、強欲なチーム。それも優勝したら、とかそういう話ではない。出場するだけで、である。
そりゃ、選手だって人間なんだから生活もある。名誉だけを得るためにワールドカップに出場するというのは、ナンセンスかもしれない。だが、要求するにしたって額をもう少し考えろと言いたい。
結局トーゴは3戦全敗に終わった。だが選手からは悔しげな声は聞かれず、ボーナスをもらった喜びの声すら聞こえる始末。こんな惨状にトーゴファンは呆れ返っているという。
トーゴは世界に恥を曝してしまった。それも、曝さなくても良い恥を。

カルロス・アマリージャ主審

本来ベスト16に進むはずだったチュニジアからその権利を取り上げ、ウクライナに渡した今大会最大の誤審は彼の手によるもの。
誤審自体は今大会も非常に多く、イタリアーオーストラリアのカンタレホ主審やら、イエローを3枚出したホール主審やら、オランダーポルトガルで空気が読めないジャッジをしたイワノフ主審やら、日本―オーストラリアのエジプト人の主審やら、スイスー韓国の、フランスー韓国の……etc etcといくらでもいるが、ここまでダイレクトにどちらかのチームに肩入れした笛が吹かれたのはこの試合だけだろう。
審判のレベルが低いなと感じることは非常に多かったが
買収されているのでは? と感じたのはこのアマリージャ主審だけだった。

ベスト23

FIFA公式のベスト23プレイヤーが発表されました。
ベスト11を選出する前段階のようです。ちなみに、最優秀ヤングプレイヤーは、ドイツのポドルスキーだそうです。……クリスティアーノ・ロナウドの方がいいのに(泣)。


ま、そんなわけで、私もベスト23を選んでみますかね。

     <GK>

No1  ジャン・ルイジ・ブッフォン(イタリア)
No2   リカルド(ポルトガル)

No3   パスカル・ズバビューラー(スイス)
 

ブッフォンは群を抜いていると思う。完全無欠の世界最強のGK。

リカルドは相手の心を読むテレパシーでも使えるんじゃないかってくらいの、
驚異的なPKストップに敬意を表して。

ズバビューラーは無失点で散ったスイスのGK。非常に安定感のある良いGKだった。

その他の好選手 ジョアン・リカルド(アンゴラ)、川口(日本)、ツェフ(チェコ)、キングストン(ガーナ)、ヒスロップ(トリニダード・トバゴ)。


   <CB=センターバック>

No1  ファビオ・カンナバーロ(イタリア)
No2 ロベルト・アジャラ(アルゼンチン)
No3 フィリップ・センデロス(スイス)


イタリア決勝進出の最大の立役者がカンナバーロ。あたりの強さ、空中戦、反応の速さもパーフェクト。彼がいる限り、イタリアのゴールは鉄壁だ。
スイーパータイプのネスタと組むときはストッパーとして、ネスタが負傷離脱した後はスイーパーとして、どちらのポジションでも世界最優秀である。

アジャラはエースキラーとして名を馳せた。ドログバ、ボルヘッティを潰したDFは南米最強だろう。

センデロスは、21歳にしてスイスDF陣の柱となっていた。190センチの長身を活かした気迫あふれるヘディングで、韓国戦ではゴールもゲット。

その他の好選手 マルケス(メキシコ)、ネスタ(イタリア)、メルテザッカー(ドイツ)、メイラ(ポルトガル)、テュラム(フランス)


<SB=サイドバック>

No1 ミゲウ(ポルトガル)
No2 ジャンルカ・ザンブロッタ(イタリア)
No3 フィリップ・ラーム(ドイツ)
No4 セルヒオ・ラモス(スペイン)


最大の驚きはミゲウ。ロッベンを封じ、クラウチに競り勝ったポルトガルの右SBである。

今更ではあるが、ザンブロッタは世界でも1、2を争うサイドバックである。元々はSHの選手だったが、このポジションにコンバートされたことによって、とうとう世界最高の地位にまで上り詰めた。

ラームは若さあふれるドイツの象徴として、小気味の良いプレイを見せた。しかしピークは大会序盤であり、だんだん目立たなくなってしまったのが悔やまれる。

セルヒオ・ラモスはスペインの右サイドバック。彼もまた21歳以下というとても若い選手だ。レアル・マドリーでは凡庸なCBとして野次を浴びていたのだが、どうやらSBとしては一流のようだ。彼のオーバーラップはサイド攻撃を”捨てた”スペインにとってきわめて貴重なものだった。


その他の好選手 ペルニア(スペイン)、グロッソ(イタリア)、サニョール(フランス)、デーゲン(スイス)


  <インコントリスタ=中盤の底で相手を潰す潰し屋>

No1 クロード・マケレレ(フランス)


マケレレの“嫌らしさ”は世界最強だ。相手のボールをカットするだけでなく、相手を苛立たせる術を知り尽くしている。必要以上にラフなプレイは決してせず、ギリギリの所でカードをもらわないファウルの達人だ。


 <レジスタ=中盤の底からゲームを組み立てる司令塔>

 No1 アンドレア・ピルロ(イタリア)
 No2 ザビ・アロンソ(スペイン)



トッティが今ひとつ振るわないイタリアにあって、レジスタのピルロはイタリア攻撃の中心である。そのスピード感溢れるスルーパスは、イタリアのショートカウンターを支えている。

3レジスタという画期的なシステムで今大会に臨み、思う存分パスサッカーの美しさを見せてくれたスペイン。特にザビ・アロンソ、ザビ・エルナンデスの両ザビは際立った働きを見せていた。甲乙つけがたくどちらを選んでも良かったのだが、センターに位置するアロンソを今回は選んだ。


 その他の好選手 カンビアッソ(アルゼンチン)、ザビ・エルナンデス(スペイン)、カリニチェンコ(ウクライナ)


<クルソーレ=中盤の底から前線にまで顔を出す、オールマイティーなミッドフィルダー>

No1 パトリック・ビエイラ(フランス)
No2 マニシェ(ポルトガル)
No3 スティーブン・ジェラード(イングランド)


ビエイラはフランス決勝進出の最大の立役者だ。マケレレとペアを組んで守備に貢献したかと思えば、攻撃にも顔を出しシャドウストライカーの役割をも担う。フランスにおいて、最も得点の匂いを感じさせている。

マニシェもまた、ポルトガルにおいてビエイラに似た役割を担う。守備の貢献度ではビエイラに劣るが、強烈なミドルシュートはビエイラには無い武器だ。今大会のポルトガルで最も輝いた選手である。

ジェラードは、冴えの無かったイングランドの数少ない救いだ。黄金の中盤と称されたイングランドの中盤は、4人のポジション・役回りが明確になっておらず、流動性が皆無だった。そんな中最も守備に貢献していたのはジェラード、最も攻撃に貢献していたのもまたジェラードだった。


その他の好選手   ロシツキー(チェコ)、アッピアー(ガーナ)、エッシェン(ガーナ)、ゾコラ(コートジボアール)


<トレ・クァルティスタ=主に1・5列目からゲームを組み立てる選手>
 
No1 ジネディーヌ・ジダン(フランス)
No2 ファン・ロマン・リケルメ(アルゼンチン)

No3 ミヒャエル・バラック(ドイツ)


フランスの顔、ジダン。往年の輝きが褪せ、今大会限りでの引退を表明していた彼が、引退間近に飛びきりの輝きを放っている。98年だけでなく、06年でも大会の顔となるのか。フランスが再び優勝カップを掲げたなら、その時彼はペレ、マラドーナの時空にまで到達するだろう。大会後、ロナウジーニョは世界最高の選手となるだろう。だがそれは彼がジダンを超えたからではない。ジダンが引退したから、というだけの話だ。

23人という枠の都合上、アルゼンチンからはリケルメを選ぶべきかマキシを選ぶべきか、非常に迷った。インパクトという点ではマキシだったが、ここはアルゼンチン攻撃陣の前線基地、リケルメを選んだ。アルゼンチンのすべての攻撃は彼を経由している。彼中心のチームに仕上げたことで、ペケルマン監督は成功を掴み、彼を下げたことでペケルマン監督は猛烈な批判の中、アルゼンチン代表監督を辞任した。ドイツ戦でのリケルメ→カンビアッソの交代は“世紀のミステイク”“監督の乱心”とまで言われたが、それもまた当然であろう。

バラックは開催国ドイツの攻撃の中心を担っている。若いタレントに勢いをつけるべく、自ら強烈なミドルシュートを放ち、クローゼに絶妙のパスを送っている。
本質的にはクルソーレタイプの選手だが、ポジション上ここではこのカテゴリーに分類した。


その他の好選手   マキシ・ロドリゲス(アルゼンチン)、ネドベド(チェコ)、


<SH=サイドハーフ>

No1 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
No2 フランク・リベリー(フランス)



ポルトガルのニュースター、クリスティアーノ・ロナウドは大舞台に強い男だ。2年前のユーロ2004で華麗にデビューすると、瞬く間にチームの顔となった。2年後の今大会でもポルトガルのサイドアタックを担い、時に強力なヘディングシュートを見舞った。
ユーロでは決勝で負けた直後に涙ぐんでいたが、今大会でもオランダ戦で悪質なファウルを受け、負傷退場するときに泣いていた。次回大会こそは、悔し涙ではなく嬉し涙を流したい。

枠の都合上ロッベンかリベリーかで迷ったが、やはりリベリーを選ぶのが妥当だろう。
ワールドカップで代表にデビューした超新星は、決勝トーナメントに入るやいなや急激に輝きを増している。運動量はチーム一。果敢に突破を仕掛ける姿勢も良し。
スペイン戦で貴重な同点ゴールを挙げると、ブラジル戦ではロベルト・カルロスを自陣に釘付けにし、あわやというシュートも放った。
ロッベンもリベリーも、良くない試合があり、すばらしい試合があった。
両者を分けたのは、ロッベンはグループリーグで輝きを放ち、リベリーは決勝トーナメントで輝きを放ったという事実である。


その他の好選手 ロッベン(オランダ)、ファンペルシー(オランダ)、フィーゴ(ポルトガル)、ベッカム(イングランド)



<CF=センター・フォワード> 

No1 ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
No2 フェルナンド・トーレス(スペイン)


大会得点王が濃厚のクローゼが最優秀ストライカーだ。頭だけと言われた前回大会、予選リーグだけしか活躍しないと言われた同大会から、格段に成長した姿を見せた。
頭だけでなく、足でも。予選リーグだけでなく、アルゼンチンとの大一番でもゴールを決め、名実共にドイツの新しいボンバーに。

スペインの神童トーレスは、スペインの未来を変えるかもしれない。大舞台に弱いスペインは長らく、得点力不足に陥っていた。だが今大会、トーレスはキレのある動きでラウールをベンチに追いやると、4試合で3ゴール。ストライカーが振るわない今大会において、際立った活躍を見せた。



その他の好選手 ポドルスキー(ドイツ)、クレスポ(アルゼンチン)、ロナウド(ブラジル)、テベス(アルゼンチン)、デルガド(エクアドル)、ドログバ(コートジボアール)


<監督> 

No1 フェリペ・スコラーリ(ポルトガル)
No2 ルイス・アラゴネス(スペイン)

No3 マルチェロ・リッピ(イタリア)



スコラーリはリスクマネジメントの天才だ。消化試合となったメキシコ戦で、彼はチアゴやペチート、シモンらのテストを済ませていた。
デコ、コスティーニャ、クリスチアーノ・ロナウドと主力が何人も抜けたオランダ戦、早速その成果が現れる。続くイングランド戦もデコとコスティーニャの2人が使えなかったが、慌てず騒がず交代選手を投入。強豪相手に勝利を収められたのは、控え選手を信頼し、適切なメンバーを選んだ彼の力でもあった。

アラゴネスは、大会で一際異彩を放った“3レジスタシステム”を用いた。中盤の底に、ザビ・アロンソ、ザビ・エルナンデス、セナを置いてテクニカルな中盤を築く新機軸を打ち出した。また、神聖不可侵だったラウールからポジションを取り上げ、売り出し中のビジャに与えるなど、優れた采配を見せた。

強運の持ち主なのか、それとも全てを計算し尽くしているのか。今大会リッピが投入する選手の得点率がものすごい。ガーナ戦でイアキンタを入れればイアキンタが得点し、チェコ戦でインザーギを途中投入すれば、彼が結果を出す。ネスタの負傷で出場したDFのマテラッツィまでもが得点を決めるという、なんともミラクルな展開だ。
また、ウクライナ戦では勝負が決まったとみるや、積極的に主力を休ませ、控え組のテストをするなど、実に気の利いた采配を見せている。


その他の好監督 ヒディンク(オーストラリア)、クリンスマン(ドイツ)

3位決定戦の前に

ネタで、両チーム(ドイツ&ポルトガル)の選手たちの平均採点を計算してみました。暗算なので、間違ってるかもですが。

<ドイツ>……対象5試合(VSエクアドルは未採点)
           
                       平均採点   試合数

GK イェンス・レーマン            60      5

CB クリストフ・メッツェルダー        51      5
CB ペア・メルテザッカー           54      5
SB フィリップ・ラーム            58      5
SB アルネ・フリードリヒ           42      5

DH トルステン・フリングス          62・5     4
DH ティム・ボロウスキー           45      2
SH ベルント・シュナイダー          46      5
SH バスティアン・シュバインシュタイガー   56・25    4
OH ミヒャエル・バラック           58・75    4

CF ミロスラフ・クローゼ           57      5
CF ルーカス・ポドルスキー          55      5


……ん~、イメージとはだいぶ違う数字が出ましたね(汗)。ラームとかバラックとかクローゼはもう少し高い数字が出そうな気がしてたのですが。


<ポルトガル>……対象6試合

               平均採点  試合数

GK リカルド        69・1     6

CB フェルナンド・メイラ  56・6    6
CB リカルド・カルバーリョ 52・5    6
SB ヌーノ・バレンテ    57     5
SB ミゲウ         67・5    6

DH コスティーニャ     43・3    3
DH ペチート        60     4
DH チアゴ         60     3
CH マニシェ        59     5

SH ルイス・フィーゴ    59・1    6
SH クリスチアーノ・ロナウド64     5
SH シモン・サブローサ   66・6   3
OH デコ          60     3

CF ペトロ・パウレタ    54     5


と、こんな感じでした。


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